2017年2月20日 (月)

アニメ・コミック・評価・備忘録 (平成29年2月20日)

<平成29年月2日20日(月)現在>

前々回→アニメ・コミック・評価・備忘録 (平成28年8月5日) http://bit.ly/2aKlXh9 @syuya_yui

前回→アニメ・コミック・評価・備忘録 (平成28年12月12日) http://bit.ly/2hljSOQ @syuya_yui

初めて見た順:

*全部見たもの

総合評価・大 ★★★★★ ←←← →→→☆☆☆☆★ 総合評価・小

*まだ続いているもの

総合評価・期待度・大 ★★★★★ ←←← →→→☆☆☆☆★ 総合評価・期待度・小

媒体は、見た順。

<試しに見たが2~3話で挫折したもの>は載せていないので、ほとんどが高評価になっています。

特記ある場合以外は、アニメ=テレビアニメ。

*****************************

『童夢』   コミック単行本   ★★★★★

『AKIRA』   コミック・劇場アニメ   ★★★★★

『交響詩篇エウレカセブン』   アニメ   ☆★★★★

『ハイキュー!!』   コミック・TVアニメ   ★★★★★

『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』   コミック   ★★★★★

『迷宮物語』   アニメ   ★★★★★

『弱虫ペダル』   アニメ  全シリーズ   ☆★★★★

『さよなら絶望先生』  アニメ 全シリーズ   ★★★★★

『氷菓』   アニメ・コミック   ★★★★★

『言の葉の庭』   アニメ   ★★★★★

『東京喰種』   アニメ・コミック  第二期二話で挫折   ☆☆☆★★

『黒子のバスケ』   アニメ   ★★★★★

『ワールドトリガー』   コミック  7巻で挫折   ☆☆☆★★

『進撃の巨人』   アニメ  第5話で挫折   ☆☆☆★★

『バケモノの子』   アニメ   ☆☆★★★

『ばらかもん』   アニメ   ☆★★★★

『雲のむこう、約束の場所』   アニメ   ★★★★★

『残響のテロル』     アニメ   ☆★★★★

『坂道のアポロン』   アニメ   ★★★★★

『四月は君の嘘』   アニメ   ☆★★★★

『デュラララ!!』(起承転結)   アニメ   ☆★★★★

『ハリガネサービス』   コミック   ★★★★★

『亜人』   コミック  8巻で挫折   ☆☆☆★★

『屍鬼』   アニメ・コミック   ★★★★★

『カーニヴァル』   アニメ  3話で挫折   ☆☆☆★★

『鬼灯の冷徹』   アニメ   ☆☆★★★

『東のエデン』   アニメ   ☆☆★★★

『文豪ストレイドッグス』   アニメ   ☆☆☆★★

『ダイヤのA』   アニメ  全シリーズ   ★★★★★

『おおきく振りかぶって』   アニメ 全シリーズ   ★★★★★

『はじめの一歩』   アニメ 全シリーズ   ★★★★★

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』   アニメ 全シリーズ   ☆★★★★

『心が叫びたがってるんだ。』   アニメ   ☆★★★★ 

『僕だけがいない街』   途中で挫折   ☆☆★★★

『ReLIFE』   アニメ 全シリーズ   ☆★★★★

『チア男子!!』   アニメ  途中で挫折   ☆☆★★★

『DAYS』   アニメ     ☆☆★★★

『アルスラーン戦記』   アニメ  全シリーズ   ★★★★★

『君の名は。』   劇場アニメ   ☆★★★★

『一週間フレンズ。』   アニメ   ☆★★★★

『斉木楠雄のΨ難』   アニメ  途中で挫折   ☆☆★★★

『骨が腐るまで』   コミック   ★★★★★

『男子高校生の日常』   アニメ   ★★★★★

『舟を編む』   アニメ   ☆★★★★

2016年12月12日 (月)

アニメ・コミック・評価・備忘録 (平成28年12月12日)

<平成28年12月12日(月)現在>

前回→アニメ・コミック・評価・備忘録 (平成28年8月5日) http://bit.ly/2aKlXh9 @syuya_yui

初めて見た順:

*全部見たもの

総合評価・大 ★★★★★ ←←← →→→☆☆☆☆★ 総合評価・小

*まだ続いているもの

総合評価・期待度・大 ★★★★★ ←←← →→→☆☆☆☆★ 総合評価・期待度・小

媒体は、見た順。
試しに見たが2~3話で挫折したものは載せていないので、ほとんどが高評価になっています。
特記ある場合以外は、アニメ=テレビアニメ。
ツイッターで知ったもの、mixi時代にマイミクさんに教えていただいたもので、見ていないものもたくさんあります。

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『AKIRA』     コミック・劇場アニメ   ★★★★★

『交響詩篇エウレカセブン』   アニメ  ☆★★★★

『ハイキュー!!』     コミック・TVアニメ  ★★★★★

『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』  コミック  ★★★★★

『迷宮物語』  アニメ  ☆★★★★

『弱虫ペダル』   アニメ  全シリーズ  ☆★★★★

『さよなら絶望先生』  アニメ 全シリーズ  ★★★★★

『氷菓』       アニメ・コミック  ★★★★★

『言の葉の庭』  アニメ  ★★★★★

『東京喰種』    アニメ・コミック  第二期二話で挫折  ☆☆☆★★

『黒子のバスケ』  アニメ  ★★★★★

『ワールドトリガー』  コミック  7巻で挫折  ☆☆☆★★

『進撃の巨人』  アニメ  第5話で挫折  ☆☆☆★★

『バケモノの子』  アニメ  ☆☆★★★

『ばらかもん』  アニメ  ☆★★★★

『雲のむこう、約束の場所』  アニメ  ★★★★★

『残響のテロル』    アニメ  ☆★★★★

『坂道のアポロン』  アニメ  ★★★★★

『四月は君の嘘』  アニメ  ☆★★★★

『デュラララ!!』(起承転結)    アニメ  ☆★★★★

『ハリガネサービス』  コミック  ★★★★★

『亜人』   コミック  8巻で挫折  ☆☆☆★★

『屍鬼』  アニメ・コミック  ★★★★★

『カーニヴァル』  アニメ  3話で挫折  ☆☆☆★★

『鬼灯の冷徹』  アニメ  ☆☆★★★

『東のエデン』  アニメ  ☆☆★★★

『文豪ストレイドッグス』  アニメ  ☆☆☆★★

『ダイヤのA』  アニメ  全シリーズ  ★★★★★

『おおきく振りかぶって』  アニメ 全シリーズ  ★★★★★

『はじめの一歩』  アニメ 全シリーズ  ★★★★★

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』  アニメ 全シリーズ  ☆★★★★

『心が叫びたがってるんだ。』  アニメ  ☆★★★★ 

『僕だけがいない街』  途中で挫折  ☆☆★★★

『ReLIFE』  アニメ 全シリーズ  ☆★★★★

『チア男子!!』  アニメ  途中で挫折  ☆☆★★★

『DAYS』  アニメ  途中で挫折  ☆☆★★★

『アルスラーン戦記』  アニメ  全シリーズ  ★★★★★

『君の名は。』  アニメ   ☆★★★★

2016年8月 6日 (土)

アニメ・コミック・評価・備忘録 (平成28年8月5日)

<平成28年8月5日(金)現在>

*全部見たもの

総合評価・大 ★★★★★ ←←← →→→☆☆☆☆★ 総合評価・小

*まだ続いているもの

総合評価・期待度・大 ★★★★★ ←←← →→→☆☆☆☆★ 総合評価・期待度・小

媒体は、見た順。
試しに見たが2~3話で挫折したものは載せていないので、ほとんどが高評価になっています。
特記ある場合以外は、アニメ=テレビアニメ。
ツイッターで知ったもの・マイミクさんに教えていただいたもので、見ていないものもたくさんあります。

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『AKIRA』     コミック・劇場アニメ   ★★★★★

『交響詩篇エウレカセブン』   アニメ   ☆★★★★

『ハイキュー!!』     コミック・TVアニメ  ★★★★★

『弱虫ペダル』   アニメ  全シリーズ  ☆★★★★

『さよなら絶望先生』  アニメ 全シリーズ  ★★★★★

『氷菓』       アニメ・コミック  ★★★★★

『東京喰種』    アニメ・コミック  第二期二話で挫折  ☆☆☆★★

『黒子のバスケ』  アニメ  ★★★★★

『ワールドトリガー』  コミック  7巻で挫折  ☆☆☆★★

『ばらかもん』 アニメ  ☆☆★★★

『残響のテロル』    アニメ  ☆★★★★

『坂道のアポロン』  アニメ  ☆★★★★

『四月は君の嘘』  アニメ  ☆★★★★

『デュラララ!!』(起承転結)    アニメ  ☆★★★★

『ハリガネサービス』  コミック  ★★★★★

『亜人』   コミック  新刊8巻で挫折の可能性  ☆☆☆★★

『屍鬼』  アニメ・コミック  ★★★★★

『カーニヴァル』  アニメ  3話で挫折  ☆☆☆★★

『鬼灯の冷徹』  アニメ  ☆☆★★★

『東のエデン』  アニメ  ☆☆★★★

『文豪ストレイドッグス』  アニメ  ☆☆☆★★

『ダイヤのA』  アニメ  全シリーズ  ★★★★★

『おおきく振りかぶって』  全シリーズ  ★★★★★

『はじめの一歩』  全シリーズ  ★★★★★

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』  ★★★★★

『心が叫びたがってるんだ。』  ☆★★★★ 

『僕だけがいない街』    ☆☆★★★

『ReLIFE』  ☆★★★★

『チア男子!!』  ☆★★★★

『DAYS』  ☆☆★★★

『アルスラーン戦記』  ★★★★★

2016年2月17日 (水)

コミックス『屍鬼』 を読んで (2)

≪感想≫

ゾンビでも吸血鬼でもない、人間そっくりの「起き上がり」・・・、映画『遊星からの物体X』を思い出してしまった。

『遊星からの物体X』の原題は The Thing であり、対象を食らうと、その対象と似た格好に変容でき、仲間を増殖させようとするが、本物の人間の血には拒否反応を示す。
しかし、人間に寄生すると、その生来の姿のままに成りすますことができた。
『東京喰種 トーキョーグール』と似たテイストも感じるが、それ以上ではない。

この作品で「起き上がり」は、その目が黒く塗りつぶされて、人間と区別が付くようになっている。室井静信は、「起き上がり」に似て、初めから目の半分近くが黒い。髪はグレーで中央から分け、女性的な顔立ちにメガネをかけ、僧侶というよりエキセントリックなインテリ風情である。

しかし、その生い立ちからして、不本意ながら村の住職を継がねばならず、本心とは別な道を選択せさるを得なかった。本心はまさに、著作『屍鬼』に現れるのである。
沙子も同様で、自らの意図とは別の次元で生きてこざるを得なかった。それゆえ自然と静信に同病相哀れむのであり、著作の完成を待ち遠しく思ったのである。

静信は敏夫や村人を裏切り、「起き上がり」の仲間となり、沙子の逃走を手助けした、というところだけとらえると、この物語の本質を見失う。

人間界にも「起き上がり」の世界にも、絶対善も絶対悪もないのであり、<村を救いたい人々>と<村に棲みたい「人々」>の対立は、両者が歩み寄り理解しあうこともなく、「起き上がり」に対する人間側からの殺戮となり、やがて村は業火に焼き尽くされるのである。

村人を殺し続けた「起き上がり」に対し、敏夫らが片っ端から「起き上がり」を成敗していく。
これはあたかも殺戮であるが、「起き上がり」の増殖を止めるために殺さなければならないのである。

敏夫は、山火事から逃げるラストで、赤く染まる山の端を見ながら、「やはり負けたのかな」とつぶやく。
「起き上がり」はたしかにほとんど撲滅し、そのことに限ってはけりがついたが、村そのものは原因不明(敏夫らは知らないが、前田元子によるものとして描写されている。)の火事によって、違う方向から、消滅という結末を招いてしまったからだ。

しかし、村に代々続く医院の跡継ぎとして、敏夫の分析や判断は正確であり、正義でもある。
他方、同様に、村に代々続く寺の若い住職・静信の悩みは、これもまた否定できず誠実であり、沙子の出現により、いよいよその理念は真実へと近づき、書物として著され世に出るのである。

このストーリー全体は、極めて巧妙なつくりになっている。
読者を含めおよそ人間が関心をもたざるを得ない「死」という出来事を、「生」と並べて描ききっている。

人は死を恐れ死にたくない一心から、輪廻転生を望むこともあり、そうした主題の小説や映画は視聴者に受けがよい。
生きるとは、また、いかに死ぬことか、ということにつながる。
ただ、この村での出来事は、「起き上がり」による殺人なのであり、それは罪悪である。それを正当化してはいないが、「起き上がり」にはまた、それぞれに寄ってきたる事情もある。

「起き上がり」は沙子や千鶴の会話にあるように、望んでそうなったのではない。
かつては彼女らも人間であり、おそらく他の「起き上がり」に殺され、たまたま「起き上がった」のだ。

「起き上がり」のあこがれは、さほど壮大なものではない。千鶴の言うように、人に隠れることなく、人間らしく生活したり買い物したりできればよいのだ。
しかし、生きていくためには、どうしても、人間の血を吸わなければならない。それは吸われた人間の死を意味する。

沙子の事実上の父親であり桐敷家の当主である桐敷正志郎は、「起き上がり」ではない。その忌まわしい過去から、「起き上がり」に憧れ、沙子を育ててきた。夏野と対決するときに、私は加害者になりたかった、などと言っている。
同時に、村人に「起き上がり」が殺され続けるのを見、形勢が不利となるや、人狼でもある佳枝(よしえ)を待ち構えていて射殺している。すべてに対して加害者でありたかった正志郎こそ、この物語のなかで、人間の尊大さの象徴である。

人間と「起き上がり」の対決は、結論を出せない。
ストーリー上の設定やしくみがそうなっているのであり、ましてや、教訓めいたものをうったえたいわけでもない。それだけにエンタメ性は担保されている。
両者の共存の可能性は否定されている。自分の親や子を殺された人間が、その加害者と共存することはありえない。

敏夫は他の街で生きていくだろう、かおりと昭は生存している(アニメ版)、沙子と静信は逃走する(アニメ版)、あるいは、東京で出会う(漫画版)、・・・かろうじて生き続けられた人間と「起き上がり」の物語は、どちらかが絶滅することなく、どちらもかろうじて生存することで、結論を出さず、言い方を変えれば、それぞれ未来に向け、生きていくことを暗示して終わる。

もし『屍鬼』に、テーマらしきものを求めるとすれば、それは「絶望」ということになろう。
そう思って読み進めていくうちに、静信の口から「絶望」という言葉が出てきた。
静信は本来、村を守る僧侶として、また、人間として、あってはならない選択をした。

敏夫の「正義」、つまり、人間の正義を、理解することはできても、それに同調することはできなかった。そうして、桐敷家の中に入り、沙子の話し相手になり、辰巳に自らの血を吸わせるまでになっている。

勧善懲悪ドラマであれば、沙子も静信も、死ななければならない。敏夫たち村人の正義が、結論にならなければならない。
ところが、作者はそうしなかった。二人を生かしたのである。

村人たちによる「起き上がり」成敗が続くと、逆に、人間のほうが残酷であり、「起き上がり」に同情さえしてしまう。これは作者の狙いである。
旧約聖書『創世記』の「カインとアベル」の例を何度も引用し、静信の揺れる心を描いたのも、静信の生まれてからこのかたの心の変遷を、読者に理解してもらい、彼の書く『屍鬼』という小説に結実させたかったからだろう。

静信は自らが、カインであると同時にアベルだったことを告白し、沙子に対し、絶望に打ちひしがれても、命あるかぎり、足掻きつづけても生きていかなければならない、と諭す。
「起き上がり」は、人間と同じく、その宿命を身に引き受けながらも、生きていくのである。
それは静信の言うように、虚しさを抱えるものであっても、そうするしかないのである。

キャラクターのうち、恵は、他の者に対してはつっけんどんであるが、村を出て都会をめざす少女として卑近な例であり、夏野に恋心をいだくよくいる一般的な少女代表として描かれている。
彼女は、初めから終わりまで出続けている。恵の失踪から、村人たちに事件が大きく認識されることになる。漫画版では暗示されるだけだが、アニメ版では残虐な殺され方をする。

その夏野は恵の気持ちには応えない。
彼は高校生にしては偏屈な人物であるが、それゆえ、「起き上がり」を早い段階で察知することになる。
彼も村を出て都会の大学へ行くことを志しているから村人と積極的に交わろうとしないが、自転車のパンクを直してくれたことをきっかけに知り合った武藤徹とは、心を通わせることになる。
夏野は、辰巳と半ば相打ちで、死ぬことになる。

徹は仲間からは徹ちゃんと呼ばれている。
徹は「起き上がり」になって以来、幾度となく夏野のへやを訪れるが、親友であったこともあり、なかなか夏野を襲えない。
初め、辰巳が図らって、恵に夏野を襲わせようとしたとき、襲うなら自分だとして、背後から夏野の首に噛みつく。
しかし、その後も、夏野のへや前まで来ながら、どうしても躊躇してしまう。

夏野は徹に襲われる前、窓の外に立つ影が「起き上がり」と知っていて、そこに誰が来ても招き入れるつもりはなかった。しかし、開けてはいけないと思いつつ、鍵を開けてしまうのである。すると、そこにいた者に腕を引っ張られる。そこで初めて、それが徹とわかる。ここは名シーンだ。
血を吸われたあとも、まだ徹に期待し、いっしょに逃げてくれないかと思う。

徹は全編を通じ、唯一、屈託なく明るい性格の持ち主だ。夏野を嫌う正雄にも好かれ、「起き上がり」になったあとでも良心の呵責に悩まされ続ける。
最後は、「起き上がり」のしきたりを拒否し、人質をのがし、辰巳に罰を受けることを承知で、思いを秘めていた律子と並んで、村人に襲われるのを待つのである。

ほかに、田中かおり・昭姉弟など、魅力的なキャラクターが多い。

村の多くの人間が、年寄りから子供まで、「起き上がり」の犠牲となり、仮に生き返っても、「起き上がり」という宿命を負うことになるのである。

悲しくやりきれない物語ではあるが、繰り返し読めそうな厚みのあるストーリーであった。

元々、YouTubeにあったOST(オリジナルサウンドトラック)で、このアニメを知った。『氷菓』のときと同じだ。
あの美しくも悲しい旋律は、アニメのなかでも随所で流れる。
他のアニメもそうだが、OSTの効果は絶大だ。OSTあってのアニメだと思う。

                                                     (完)

コミックス『屍鬼』 を読んで (1)

原作: 小野不由美『屍鬼(しき)』、新潮社・単行本(上・下巻、1998年刊行)、新潮文庫・文庫本(全5巻、2002年刊行)、漫画版: 藤崎竜(「ジャンプスクエア」:2008年1月号~2011年7月号掲載、単行本(全11巻、2008年7月~2011年7月)、テレビアニメ版: 監督:アミノテツロ(2010年7月8日~12月30日フジテレビ系放映)

(※原作は読んでいませんが、漫画版とテレビアニメ版を観ると、原作も読みたくなる内容です。当然ながらネタバレを含みます。)

≪あらまし≫

漫画版は原作と異なる部分が多いとのことだが、アニメ版は漫画版にほぼ忠実である。漫画版と多少前後するシーンなどあるが、よくある入れ替え程度である。
また、漫画版では結末まで書かれているキャラが、アニメ版では想像にまかせることで割愛されている場合もあり、漫画版のラスト「数ヵ月後 東京」は、アニメ版では最終話EDの後に「数日後」と出て、全く別の短い創作となっている。

総じて、アニメを見れば漫画と同じ内容を得られるが、かなめになりうるセリフがアニメ版で略されているところがあり、アニメ版だけだと理解しにくいところもある。話の前後関係から多少「離して」もいいとされる独白は、各話EDの後、流されている。

キーワードは「起き上がり」である。
舞台となる小さく辺鄙な山奥の村には、いまだ土葬の慣習が残る。その条件に目を付けた「ある集団」が、自分たちの居場所として、この村を乗っ取ろうというのが大筋である。
ただそれは、単純に人間界を侵略することではなく、基調にやや哲学的な背景をもっている。

「ある集団」は、外見上、全く人間と同じであるが、実は彼らは一度死んで、その後、墓から「起き上がった」者たちである。彼らは、人間の血を吸うことで生き延びている。

何度となく血を吸われた人間は、やがて衰弱し死んでしまうが、そのうちの幾人かは「起き上がり」、彼らの新たな仲間となる。「起き上がり」になるかどうかに規則性はない。

「起き上がり」はあたかも吸血鬼のようであり、たしかに、十字架や仏像など宗教的な象徴に弱いが、ゾンビのように単なる「生ける死体」ではなく、吸血鬼のように人間でないということでもない。
彼らは「起き上がって」しまえば、生前と全く同じ姿の人間となり、生前と同様に生活していくことができる。

それゆえ彼らは、ゾンビでもなく吸血鬼でもなく、「屍鬼」という呼び名をもつのである。
年齢や性格、人間性、記憶などもすべて引き継いだまま「起き上がる」ため、多くの苦悩や悲劇を生むことにもなる。

弱点として、太陽の光に当たると肌がとけてしまい、首の切断や、大動脈など太い血管を破壊されると、完全に死んでしまい、二度と「起き上がれ」なくなる。ただ、「人狼」となった者は、昼間でも平然としていられ、「屍鬼」より強い存在である。
いずれも、一応、招かれなければその家に入れず、対象の血を吸うこともできないということになっている。

こうした大前提を下地としてストーリーが展開するが、秩序の上で「ある集団」のトップにいるのは、意外にも、沙子(すなこ)という少女である。
対して、村の住人側の中心人物は、村に代々続く尾崎医院の尾崎敏夫という若い医者である。

尾崎には室井静信(むろい・せいしん)という幼馴染みがおり、これも村では代々つづく寺の若い住職で、村人からは若御院(わかごいん)と呼ばれている。
住職のかたわら小説も書いているが、その小説のなかに「屍鬼」という言葉が出てきており、これがこの作品のタイトルとなっている。漫画版ではラストに、静信の著作としての『屍鬼』が登場する。
静信を含む以上三人が、ストーリーの主役となっている。

主役に準ずるキャラとして、高校1年生の結城夏野(ゆうき・なつの)、夏野を慕う女子高生・清水恵、夏野と親しくなる青年・武藤徹、徹が思いを寄せる尾崎医院の看護婦・律子、恵の幼馴染みで中学生の田中かおり、その弟・昭、沙子の住む桐敷家の使用人の青年・辰巳、沙子の事実上の両親、桐敷正志郎・千鶴、などがいる。

敏夫ら三人がストーリー上の背骨に当たる理念的部分をなす人物群であるのに対し、夏野らはこれを肉付けする重要な要素として描かれており、現実的日常的なレベルでの感情の描写という役割を負わされている。

全体に、狭い村の密度の高い人的関係を描くべく、村人は親子・家族で登場し、親子や職場での仲間などすべてに氏名を入れてきちんと描くため、登場人物の数が多く、煩瑣な印象をもつ。

シーンごとに、日付と六曜が出る。これにより、すべてのシーンが、見る側にとって証拠映像ともなるような設定であり、また、日時を遡る場合にも、どこで何が同時進行していたかなどを掴めるようになっている。
六曜を示すことで、日本の村落生活を強く印象づけており、物語全体の雰囲気醸成にもひと役買っている。

冒頭から、死因不明の死者が続出し、それが屍鬼のしわざとようやく察知するのは、敏夫と夏野である。独自にこれを察知する郁美という祈祷師の女もいる。
「起き上がり」の手は、ついに尾崎医院にまで及び、敏夫の妻・恭子も「起き上がり」に誘惑され病床に伏すが、やがて絶命する。

敏夫はその妻を実験台として、「起き上がり」のしくみを半ば理解し、やがて桐敷千鶴を騙して村の祭事(霜月神楽)に連れ出し、その正体を暴き、村人を殺しているのは「起き上がり」の仕業であることを村人に知らしめ、同調者を募り、「起き上がり」に対する「狩り」を始める。
「狩り」とはすなわち「起き上がり」殺しであり、「起き上がり」の胸に、太い杭(くい)を撃ち込むか、または斬首である。

「起き上がり」があらかた片付くうちに、村の奥山で発生した山火事は住民居住地域にまで及び、敏夫らはそこから逃げるように村外に向かう。(アニメ版。漫画版では、山火事を見ている。)

一方、敏夫と幼馴染みの静信は、「起き上がり」の埋葬されていた墓を掘り返すなどという敏夫の発想に付いていけず、悩んだ末、途中から沙子に同情するようになる。それは、沙子が自分の小説のファンであるというだけでなく、沙子が何度となく静信の元へ来て話すうち、沙子の身の上や考え方に同調したからでもある。

沙子の話には静信自身、身につまされるものがあり、一概に「起き上がり」=悪者、とまで言えないだろうという、静信なりの迷いもある。
静信はついに意を決し、沙子の住まう桐敷の館に向かい、沙子に血を与え、「起き上がり」に与(くみ)するようになる。これは静信なりの苦渋の選択であった。

辰巳が囮になることで、二人は「起き上がり」撲滅を進める村人たちの襲撃から辛くも脱し、車で村を後にする。
事件の数ヵ月後、静信の著作『屍鬼』を出版した東京の出版社前に現れるのは、沙子と静信自身のようであり、二人は存命していることを暗示して終わる。

ストーリー上の主役は、<敏夫とその同調者である村人>vs<静信・沙子を含む「起き上がり」>と整理できるが、ストーリーのかなり早い段階で「起き上がり」が登場してきており、「起き上がり」による深夜の引越しや退職が語られ、人間界の敏夫から、「起き上がり」に同調する静信へと、ストーリーの中核が引っ張られている。

このほぼ同等のストーリー上の重みからして、必ずしも、人間界が中心で、「起き上がり」が周辺の存在だ、という固定した位置づけにはなっていない。
むしろ、特に個人レベルに下ろしてみれば、「起き上がり」のほうに、生きていく上での必死さ・懸命さ・論理性なるものさえ見られ、「起き上がり」が中心にあるような構図ともとれる。

沙子の住まう桐敷家が、小さな村には不釣合いな巨大な洋館で、村中を見下ろす位置に立っている様相からしても、「起き上がり」は人間と並んで、初めからストーリーの中心となっている。

実際、「起き上がり」が襲撃するのは、動物や植物でなく人間のみであり、そこに親近の疎密というものは関係ない。
しかし「起き上がって」も、生前の本人と何ら変わっていないので、相手を慕う気持ちや親近感が、襲撃を躊躇させることもあり、逆に意欲的になることもある。
これは例えば、夏野に対する恵、夏野に対する徹、徹に対する恵の態度を通し、「起き上がり」になったがゆえの苦しみや反転心理として表現されている。

(つづく)

2015年12月 2日 (水)

アニメ映画 『亜人 第1部 -衝動-』 (平成27年12月2日)

原作:桜井画門(講談社『good! アフタヌーン』連載)、総監督:瀬下寛之、監督:安藤裕章、シリーズ構成:瀬古浩司、プロダクションデザイナー:田中直哉、キャラクターデザイナー:森山佑樹、CVは、永井圭:宮野真守、海斗:細谷佳正、佐藤:大塚芳忠、戸崎:櫻井孝宏、下村泉:小松未可子ほか、アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ、2015年、105分、配給:東宝。

「亜人」公式サイトhttp://www.ajin.net/ 

先月中旬より、西武池袋線沿線の駅にポスターがたくさん貼られていた。サスペンスのようでもあり、それ以来気になっていたので、観てみた。

東京モノレール、西武鉄道、多摩都市モノレール、東京都交通局がスタンプラリーを企画していた。(11月20日~12月13日) 首都圏4つの電鉄が「亜人」でタッグ 声優スペシャルボイスも聞けるスタンプラリー | アニメ!アニメ! http://animeanime.jp/article/2015/11/20/25759.html (11月20日)

3部作構成になっていて、今回の第1部は二週間の上映で、『亜人 第2部 -衝突-』は、来年5月上映予定だ。

池袋HUMAXシネマズ、9:40の回に行った。これほど早くから上映してくれるとありがたい。客もまばらだ。ここは音響がよい映画館だ。

アニメに関してマイブームは、夏以来の『黒子のバスケ』で、全75話(第75Qまで)を、通して3回見たのだから、キチガイじみていると言わざるをえない。極めてクオリティの高い作品で、すべてにおいて完成度が高い。
アニメでは、その間、『バケモノの子』を見てはいるが、不完全燃焼という印象が強かった。

今日観た『亜人』は、亜人というネーミングもいいが、ひとりの男子高校生・永井圭が、自ら「亜人」であることを知り、警察や国家(厚生労働省)、他の亜人に追われる逃走劇としてスタートする。
この映画のキャッチコピーは、「死ねばわかる」で、亜人とは不死の人種という設定だ。

1部は、亜人として捕えられた圭が、実験台から脱出するまでを描いており、新天地が映され、2部は、圭も物語も、新たな世界から再スタートすることを予想させて終わる。

とにかく、画面がみごとだ。

観ていてわかることだが、ストーリー展開とともに、いまどきのアニメやCGの技術は、すごいものだなあと思った。
もうほとんど実写映画といってもいいほどの出来ばえと言えよう。
ライトやぼかしなど、ふだんアニメを見ない者としては、そういったテクニックを見るだけでも驚きだ。

人物の描き方、特に、動きかたもいい。ほとんど内容にかかわらないところまで、行き届いた動画となっている。
人物が、ある位置からある位置に動くとき、生の人間とほとんど同じような動き方をしている。歩けば肩が揺れる、手が動く。そうした微細なところまで表現するために、何人の根気強さや執念が結集しているのだろう。

この映画は、『AKIRA』同様、プレスコ方式で作られている。声優が声を入れたあと、それに動画を合わせるのだ。それだけに手間がかかると言われているが、完成度は高くなる。

久しぶりに、気合いの入ったサスペンスアニメであり、2部が楽しみだ。

<参考>池袋パルコに「亜人」期間限定ショップ登場!
【期間】2015年11月25日(水)~12月10日(木) 【場所】池袋P'PARCO 2F P'sLink 【時間】11:00~21:00 (最終日は18:00まで)

2015年4月14日 (火)

TVアニメ『氷菓』という空気感 (2015年4月14日)

原作は読んでないが、アニメ『氷菓』を通して観て、痛く感動した。
感動すると、それを分析してみたくなるのは私の悪いクセだが、その理由を手繰るのもまた格別だ。

TVアニメ版『氷菓』は米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)原作の小説で、それをアニメ化したものだ。制作は京都アニメーションで、2012年4月~9月にTOKYO MXなど独立局やBS放送の深夜枠で放映された。

漫画版もほぼ同時に出され、キャラクターの容姿はTVアニメ版に準拠しているとのことだ。漫画版のキャラクター原案の段階から、京都アニメーションが手掛けている。漫画を描いたタスクオーナも、「アニメ化に合わせて始まったものなので、キャラクターデザイン他多くの点でアニメ準拠となっています」と書いている。

※作品に至る詳しい成り行きやあらすじなどは以下のサイトなどをご覧ください。
『〈古典部〉シリーズ』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%80%88%E5%8F%A4%E5%85%B8%E9%83%A8%E3%80%89%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
TVアニメ「氷菓」オフィシャルサイト
http://www.kotenbu.com/

このアニメに出会ったのは、下のYouTubeがきっかけであった。
この物哀しいセンチメンタルな歌はいろいろな動画でアップされているが、これがいちばんマッチしており、これは何というアニメだろう、というところから始まった。
コメント欄を読むうち、『氷菓』というアニメであることがわかった。

YouTubeとレンタルで合わせて、DVD11巻全巻を観た。
この動画は、アニメ全編から、そこの歌詞に合うようなシーンをピックアップしてつなげているのがわかる。

[AMFS][AMV] Yume to Hazakura [夢と葉桜] - Kurenai (Vietsub)
https://www.youtube.com/watch?v=wkNrzrtIyLI
<externalvideo src="YT:wkNrzrtIyLI">

原作者は岐阜県出身で、高山市所在の岐阜県立斐太(ひだ)高校を出ており、登場する高校や風景、街並は、多分に高山市内のものが使われている。DVDには、製作者たちが高山市内をロケしている特典映像も付いている。

登場する喫茶店や川辺、神社などは高山市内のもので、このアニメのヒットをきっかけに高山市ではフェスティバルも催されたとのことだ。
そのようすを、何人かの人が、高山市の風景とともにブログに収めている。

原作者は、観光で訪れる人が高山に来て感じることとは別に、高山に生活する人が、そこで味わう感動を喚起したかったというふうな意味のことを言っている。

中心的な登場人物は、神山高校1年の折木奉太郎(おれき・ほうたろう)、千反田える(ちたんだ・える)、福部里志(ふくべ・ さとし)、伊原摩耶花(いばら・まやか)である。
主役は奉太郎だが、えるはヒロインとして中心にある。

高校生活という日常に起きるミステリアスな出来事を、主に奉太郎が読み解いていく。必ずしもミステリアスなことばかりでもないが、常にミステリーの香りを漂わせている。「氷菓」の意味も、あるミステリー解読の結末に語られる。

いわゆるイケメン男子とかわいい女の子が中心であるが、色恋は水面下に押し込められており、多少、演出でわからせるくらいにして、ミステリー解読に重点が置かれているのが特徴だ。
これに準じたアニメは他にも多数あるのだろうが、幸か不幸か私はよく知らない。

DVD一巻につき二話収めらている。どこから観始めても雰囲気は伝わるだろうが、できれば順番に観たほうがいい。
それは第1巻の直後からの話題が全編を覆うようなつくりになっているからだが、他方、ラストに至るまでつづく奉太郎とえるの淡い心模様の通奏低音は、二人の古典部入部直後から始まっているからだ。

ラストの第22話は「遠まわりする雛」というタイトルになっている。テーマは各話それぞれであっても、入学から夏休み、文化祭、初詣、バレンタインデー、雛祭り、などと時系列に並んでいる。

第22話には、満開の桜が出てくる。4月3日、旧暦での生き雛祭りでのことだ。作者はどうしてもここに、満開の桜をもってきたかったのである。最終話でもあり、理由は観ているとわかる。

このアニメを観てまず思ったことは、映像が細やかであり、且つ、きれいだということだ。

原作の意を汲んだ監督・武本康弘のキャリアが、如何なく発揮されているのだろう。アニメ化するにあたり、多少、原作と異なるところもあるようだが、それは大きな問題になっていないようだ。

人物のキャラクターを暗示するしぐさや動きも、細部まで描かれている。それを際立たせるためには、背景も同様でなければならないが、これはその目的を達し、成功している。景色であれ室内であれ、細やかな描写とカットが効果を上げている。

不安を表わすフレームの斜め撮りやアップ、目の動き、顔のアップやバストショットの使い分けなど技術的面、適度に回想シーンを挿入するシナリオなど、ほとんど映画づくりと同じだ。アニメーションはやはり、映画なのである。

さまざまな演出も、よく効いている。奉太郎の姉は、古典部やえるに有意義なヒントを海外から知らせてくるが、その顔は映らない。
横顔を大きく映すときにも、顔の前に空間を残すのと、頭の後ろに空間を残すのとでは、演出の意味が全く違うが、監督はこの違いをよく知っている。

もうひとつは、奉太郎とえるの純情な心理に共感できるところだ。高校1年という設定がよかった。

いわゆる青春ものらしく、人物は一様に純粋無垢で、あちこちにつっけんどんなやりとりも多いが、それぞれシーンごとのテーマについて、そのプロセスは丁寧に描かれ、その終わりは垢抜けしていて潔い。
これはおそらく、文章を書く人間が原作者であるというところからきているのだろう。原作者が漫画家だとしたら、ここまで細やかな言葉遣いができただろうか。

例えば、ところどころ、わざわざ時間を割いて挿入される奉太郎と里志の二人の会話のシーンがそれだ。この二人の会話は、それぞれのシーンごとだけでなく、それぞれのテーマごとに作られている。これがなければ、それぞれの挿話は、落ち着きのない終わりになるに違いない。

言わば後始末をつけるような役をもたせられた会話シーンだが、言葉の紡ぎ方においても丁寧でありタイミングもよい。カットもうまくつなげ、一連の会話が終わると、「よかった…」、という感想を観る側にもたらしてくれる。何かが「よかった」のではなく、「これでよかった・・・」と、ほっとするのだ。

漫画がアニメになると、色がつき、声が付き、音楽も付く。そこが作品の華麗なる変身なのだが、声については好き好きがあるようだ。
この作品でも、折木奉太郎役の声(中村悠一)に違和感はない。むしろボツボツとした話し方が絵にマッチしている。千反田える役の声(佐藤聡美)はやや甲高く、ぶりっ子的なしゃべりに驚いた。ただ、そういう役柄でもあり、表情とも合わせねばならないのだろう、観ているうちに慣れてしまった。

BGMは、奉太郎らが真相を明らかにするような過程で、おなじみのいかにもスリリングなメロディーが流れるほか、バッハの「G線上のアリア」「無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲」、フォーレの「シチリアーナ」など、よく知られた気品ある調べが効果的に使われている。

Pahud plays Gabriel Fauré Sicilienne Op78
https://www.youtube.com/watch?v=KweXColOsgQ
<externalvideo src="YT:KweXColOsgQ">

高山といえば、学生の頃、からくり人形で有名な高山祭を見に出かけた一回きりだ。その前後には市内もゆっくり見物し、白川郷まで足を延ばした。遠い記憶だ。
このアニメは、その遠い記憶を蘇らせてもくれた。

いまこのとき、若い頃の旅と、奉太郎の想いが重なる、・・・「夢と葉桜」の如く・・・

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