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2016年8月22日 (月)

親米保守とは、一線を画す (平成28年8月22日)

 私は、さまざまな政策に関し、根底では、アメリカという国を信用していません。
というより、まず、感覚的に嫌いなのです。
 
これは、戦争の現場だからお互いさまですが、歴史の因果に一切触れずに言えば、事実として、若く優秀な親類が米軍の攻撃を受けて殺された、ということが原点にあります。
 
古い価値観を背負ったままでいると非難されそうですが、この事実を消すことはできません。簡単にいえば、ヤンキーゴーホームという心理が、いまだに心のどこかにあるのです。
ロシアを露助、中国をチャンコロと呼ぶように、私にとってアメリカは毛唐なのです。
 
かつて、小泉内閣当時の終戦の日に、アメリカ人が靖国神社の神門手前で、小泉総理賛成と書いた札と、アメリカ国旗を持って、参拝者の注目を浴びようと立っていました。そのこと自体が、場所柄や日柄をわきまえない、大変低能なことと思います。動画にもアップされていました。
 
一部の日本人の年寄りがこの男と握手などしていましたが、私にはとても不快な光景です。
ところがその直後、右翼の青年たちなどが来て、そのアメリカ人に文句を言い始めました。そこに「毛唐!」という言葉も聞かれ、すっきりした覚えがあります。
騒ぎを聞いて駆けつけた警察官により、この男は靖国通りの反対側に連れていかれました。
 
その混乱のなか、靖国神社の神官も寄ってきて、いいことを言いました。
「あなたは、もうお参りしたのですか?」
もみくちゃにされていたので、音声は聞き取れませんでしたが、おそらく参拝などしていなかったでしょう。
こういうお祭りバカには、靖国の参道にさえ、入ってきてほしくないものです。
 
日常的にアメリカの映画や製品を享受しているとはいえ、まず、感覚的に、国家としてこの国を「好き」にはなれません。
 
歴史的にも、結論は同じです。
 
アメリカは実に、利己的な勢力拡大政策だけをとってきました。
多かれ少なかれ、どの国も自国の利益を優先させるのは当然ではあっても、その勢力の拡大のためには、正義も法もなかった、というのが、アメリカの歴史です。
 
戦前戦後から、資源や物量と広い国土ゆえの大国だっただけです。それを基盤とし、自由を尊重する大国としてさまざまな発明・発見があり、能力的にも秀でた人材をもつ国家であるというのは認めます。
一方で、イギリスからの逃避と独立、その後のフロンティア精神という美名のもとでのインディアンなど先住民族の駆逐、フィリピン争奪のためのスペインとの戦争やハワイの占領などは、まさに現在、中国がチベットやモンゴルでおこなっていることと軌を一にすると思うのです。真珠湾攻撃のとき、ハワイはまだアメリカの州ではありませんでした。
 
帝国主義の時代のイギリスやオランダの動きを見て、遅れをとるなと思ったのは理解できます。人道主義の一面もあり、相手を尊重して議論することもできます。民主主義の成熟した国家をめざしてきたことも事実として認めましょう。
 
しかし、そのアメリカ自体にも問題は山積しており、国内の問題は、そう簡単に解決はしていません。
 
国際機関といわれる国際連合についても同様です。
 
第一次世界大戦後、世界の平和と進歩のために、まずは、日本も常任理事国として加盟した国際連盟ができましたが、アメリカは議会の承認を得られず、結局、不参加となりました。
第二次大戦後、国際連合なるものができ、日本も参加しましたが、国際連合とは名訳で、United Nations ですから、米英側連合国の結束を、そのまま世界平和を希求する国家間の結びつきに衣替えしただけです。
 
柔軟な思考をもつアメリカが、国連に関することにだけは、何の変革も求めず、アメリカに次いで拠出金の多い日本については、いまだに非常任理事国のままにして、中国に大きな顔をさせたまま、拱手傍観の体を崩していません。
ましてや、核を持ちながら、核縮小に向けての発言を繰り返すなど、矛盾しています。
 
国家間の協力と、国家間の独立とは、別です。
独立した国家が、相互に協力し合うなら、それは初めて国家間の協力となるでしょう。
 
ちょうど、保守回帰の機運が高まってきました。
憲法改正を初めとして、アメリカが講じた占領政策の「恩恵」からは、いい加減に足を洗わなければなりません。仮にアメリカが、恩を返せというなら、もう遠の昔に返し終わっていると思います。
 
憲法改正やアメリカからの乳離れと、日米安保や在日米軍基地とは矛盾しません。
独立国家が、防衛面で協力するのは、今後アジアにおいてもよく見られることになるでしょう。
 
しかし、ずっと遠い将来、アメリカの世話にならずとも、防衛面で、日本がひとり充実した国家となる方向を目指すべきです。
そこから、インド、ベトナム、フィリピンなどアジアの国々や、洋上の島国などとの、新たな協力関係や行き来が生まれてくるものと考えます。
 
いずれにしても、アメリカの国益を優先させるために日本が犠牲になる、という図式からは、少しずつ脱却していかねばなりません。

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