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2016年6月29日 (水)

初めてのボクシング観戦

きのう、初めてボクシングを観戦した。
これは、今年になってから見始めたアニメ『はじめの一歩』の影響だ。

TV1期『はじめの一歩』、2期『はじめの一歩 New Challenger』、3期『はじめの一歩 Rising』を見て、オーバーに言えば、「ここに日本を見た」という感じがしたのだ。

「少年マガジン」で1989年に始まり、現在なお刊行中というモンスター級の漫画で、単行本も、先日114巻が出たようだ。

ボクシングは個人の競技であり、直接的に自分との闘いともなるため、選手というのは、どんな姿・顔カタチをしているのかを、直接目で見てみたかったのだ。
それと、アニメに描かれていた戦いの舞台がどのようなものであるのか、その現場を知りたい、という興味があった。

ひと月前、たまたま昨日が、不規則にとれる休みになったので、ちょうどいい具合に、後楽園でボクシンングをしていないかと調べたら、ボクシングの日だったので、当日券で入ったのだ。

多少調べたのだが、どういう試合なのかといった詳細は、あまりサイトには出ていなかった。
初めてなので、後楽園ホールに入るということとボクサーの現在の姿を見ることに関心があったから、試合の組み合わせは特に気にしていなかった。

ようやくJBC(日本ボクシングコミッション)のpdfから、11の試合があること、うち三つはC級トーナメント、うち二つは東日本新人王戦であることがわかった。

後楽園ホールについては、いろいろな人のブログを参考にした。そこにある写真どおりの実物を、現場で見ることができてよかった。

階段には、ホールのある5階まで、黒い壁に、ぎっしりと選手たちの落書きが書いてある。そうでないものもあったが、これは不謹慎というものだろう。

売店、喫煙所、かつてのボクサーたちの記念品などの展示ケース、ベルトを巻いた歴代チャンピオンの記念写真などを、じかに見ることができた。トイレも喫煙所もきれいだった。

リングサイドは売り切れだった。初めてだったので、南側(リングを正面に見る)A席の一番前を買った。オレンジ色の映画館のような座席である。6000円だ。
開場17:30で、試合開始は18:00、その後、予定では、次から次へと休むことなく試合がおこなわれ、21;37に終了とあった。

実際には、初めの試合は18:00~18:15で、第二試合は18:19~18:34、・・・以下同様だ。
C級トーナメントは4R(4ラウンド)までなので、3分×4R=12分、間に1分ずつ入るから15分だ。
入場・退場を含め、実にタイトなスケジュールになっている。
ただ、実際には早いほうの試合にKOもあったので、予定よりは10数分早く進んでいった。

なかに二つ、片方の選手がデビュー戦という試合があった。
1R終わったところで、それぞれの選手の戦歴が知らされる。デビュー戦の相手は、まだプロボクサーになって1年も経っていない者や、戦績が2試合などという者もいて、力としては近いのだろう。デビュー戦のふたりが、それぞれ勝ったことは興味深い。

試合が後になるにつれ、多少経験豊富な選手が出てくる。これは見ていてわかる。
ディフェンスがうまいのだ。負けたことがあっても、経験年数が3年4年となれば、攻撃のみならず、防御もうまくなるのだろう。パンチが飛んできても、幕之内一歩のように、ひょいひょいよけるのだ。

ありがたかった、と言っては失礼だが、KO(ノックアウト)の試合が二つあった。
ひとつが、右ひざをリングにがくっと落とした。もうひとつは、まさにダウンで、リングにひっくり返った。
後者のほうは、すぐにジャッジが両腕を左右に交差させ、試合終了となった。
担架が運ばれてきたが、アニメのようなものではなく、オレンジ色のプラスチック製の簡易なものだった。だが、しばらくして起き上がり、歩いて出て行った。
選手やセコンドに叱られそうだが、KOを知ってしまうと、判定というのは、選手にとっては大事であっても、見る側としてはあまりおもしろいものではない。

選手入場のときは、例の大音響の景気よい音楽が流れる。両選手や審判を案内するときの司会の声も、マイクの音がよく通る。あれでカラオケを歌ったら気分いいだろう。
映画好きの目から見て、音より驚いたのは照明だ。天井には、数々の照明器具が設置されている。

早めに席について、きょろきょろしていたが、その照明を全部つけているわけではない。
試合開始になると、客席の上はそのままだが、リング上は実に明るくなる。むしろ輝いているといっていいくらいだ。
やけに明るく見えると思ったら、天井の照明器具が、あちこちの角度からリングを照らしているからだとわかった。影をつくらないようにしているのだろう。手術のときの円盤についている照明と同じことだ。

それぞれ試合が始まると、場内はわりとにぎやかになる。
特に、デビュー戦の選手のときは、家族・親族・友人・知人が来ているのだろう。女も子供も絶叫したり、名前コールを繰り返したりしていた。不思議なことに、その試合が終わると帰ってしまうのだ。

ボクシングの醍醐味は、「入った」瞬間であろう。その選手の応援団は、わーっと盛り上がる。
パンチの音も違う。ふつうに当てているときと違い、「入った」ときの音は、ボンというような印象だ。目の見えない人でも、「入った」かどうかはわかるであろう。

ちょっとでも当たると、味方陣営は、わーっと騒ぐが、音がボンでないし、実際、相手選手に効いていない。
ただこれは、ボディや頬の場合で、それ以外の部位のときは、「入って」も、音さえしないのかも知れない。

きのうは、ドームでは「巨人-中日」戦があったようだ。
帰りの道は、野球ファンといっしょになり、ラッシュアワーのような混雑のなか、ようやく水道橋駅にたどりついた。

写真を撮ろうと思ったが、初めてだったので、カメラは持っていかなかった。フラッシュ撮影と動画以外は、撮ってよいようだ。上の立ち見席では、三脚にカメラをつけて撮影していた。これは許可をもらった人たちで腕章をつけており、各ジムのスタッフだろうと思われる。

ホール内には、これからの試合のポスターなどが貼ってあった。
次は、これぞという試合を見つけて、観戦に行こうと思う。

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