« 靖国爆破未遂事件にみる不可解な点に対する推測 (平成27年12月12日) | トップページ | 名を捨て実をとった日韓合意 (2015年12月29日) »

2015年12月18日 (金)

今年のアニメ遍歴 (2015年12月18日)

昨年は大晦日に、こんな日記を書いていた。

今年を振り返って~この一年の漫画史 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1936977454&owner_id=48430274 (2014年12月31日)

今年は少し早いのだが、この一年のアニメ遍歴?なるものを書いておきたくなった。

昨年の日記の最後は、「・・・さて、『東京喰種トーキョーグール』でも買いに行くかな・・・」で終わっていた。
実際あれから、池袋ジュンク堂に、出ている巻をすべて買いに行って、正月休みに読んだ。

やがて、第二期になると、急におもしろくなくなった。
漫画のほうがそうだったので、アニメのほうに期待したが、内容にズレがあり、それはいいとしても、なかなか見続けるに至らなかった。

ひと言で言えば、つまらなくなった。ストーリーの文脈や抑揚がないので、多くの登場人物があるわりには、単調に映った。
白カネキが登場し決闘するラストあたりが圧巻で、その後は理屈付けだけになったような気がする。

ただ、キャラクターには興味深い者もいて、漫画の絵としてはよかった。

『ハイキュー!!』は、3月までに一期のDVD・BDが発売終了したが、依然、コミックスは続いており、今月19巻が出た。烏野と白鳥沢の攻防が続いている。内容も一定の緊張感をもったまま進んでいる。
単行本を通して持っているのはこれだけなので、これは最後までお付き合いすることになりそうだ。

10月からはアニメ二期も始まった。
どうしても一期と比較してしまう。登場キャラクターが多くなり、他校との練習試合などがテーマとなった。ステージが烏野だけ(内側)から東京遠征(外側)に広がるから、それに慣れればおもしろくないわけではない。

こちらは、多少、シーンを前後させる場合があるだけで、原作にほとんど忠実だ。内心の言葉であるモノローグが多くなるので、アニメ化は一期よりてこづっただろうが、試合が始まればまた、勢いづいていくだろう。

2月には、『さよなら絶望先生』を知り、これも動画サイトで「俗」「獄」「懺」全シリーズを見れた。声優の神谷浩史からすれば、この仕事そのものが、いい滑舌練習になっただろう。
こんなアニメがあったのかと驚いた。社会風刺や萌え漫画、オタク文化などをふんだんに盛り込み、石破茂や櫻井よしこまでパロディー化されている。

糸色望が、ダメ人間でありながら純和風のスジを通すあたりも共感できる。
テンポが速く、絵も昭和風であり、漫画には珍しく、全体に保守愛国的色彩が強い。

4月になると、ある歌から『氷菓』を知り、かなりの衝撃を受けた。(TVアニメ『氷菓』という空気感 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941029225&owner_id=48430274 (4月14日))

その舞台である高山市にまで出かけることになった。5月末の高山市内は、旧暦の端午であり、まだ鯉のぼりが見られた。
こちらは、アニメのあとに単行本が出るという異例なスタイルだ。
高山には、10月の高山祭にも出かけることができた。

7月には、映画館で『バケモノの子』を観た。
アニメを映画館で観たのは久しぶりだったが、これは前評判ほどでもなかった。ちょっと詰め込み過ぎなのと、やはり話に抑揚がない。

そのころ『デュラララ!!』と出会った。
たまたま、アニメのキャラのなかで、いちばん性格の悪いキャラは誰か、というコーナーを見たところ、1位が『折原臨也(おりはら・いざや)』で、2位が『花宮真(はなみや・まこと)』なるキャラクターだった。

初め、臨也の読み方も知らなかった。いろいろ情報を集めるうちに、『デュラララ!!』に行き着いた。
池袋が舞台であり、そのサスペンス調な展開が気に入った。
全体のストーリーがよく練られていて、これにははまった。

キャラクターの個性がそれぞれ際立っており、いわゆる事件・事故見たさの俗物根性にうったえながら、悪と善が歯ぎしりし合いながら戦っていく様相がおもしろい。

首なしライダーだのセルティの変身シーンなど、はじめ違和感もあったが、スリリングな世界の出来事の演出でもあり、清涼感がある。
これも、今年第二期『承』『転』がテレビアニメ化されたばかりで、来年1月から、ラストの『結』シリーズが始まる。
『転』に至ると、話の枝が広がりすぎた感があるが、『結』でどう収拾するかも興味深い。

9月、おもしろいかなと思って『ばらかもん』をレンタルしてみた。
派手な作品ではないものの、日本の風土が感じられ、限られた人物同士のやりとりが誠実で、好感がもてた。

『ばらかもん』が、わりと小さくまとまっていたので、その後、スケール感のある何か著名な作品はないかと思い、『進撃の巨人』を観てみた。

これはたぶん、はまるかどうかでだいぶ違うんだろうなと思いつつ、途中でやめてしまった。
映画化もされるくらいだから人気が高いのだろうが、多くのキャラクターが際立っておらず、戦闘シーンなどもメリハリがなく、飽きてしまった。
原作のほうがよいのかも知れない。

その後、いよいよ『黒子のバスケ』と出くわすことになった。
花宮真のことは忘れていたが、脅迫事件のあったことで名前だけは知っており、実際、二年前に、試しにと途中の一巻をDVDで借りていた。そのときは、ほとんど興味がなかった。

今回初めから観てみたが、これはよかった。
『弱虫ペダル』や『ハイキュー!!』のような「健康な泥臭さ」はほとんど捨象されているが、これをまた、洗練されたバスケ漫画と見ることもできるだろう。

全75話までだが、二週間ほどかかって、ラストのウィンターカップ決勝戦・誠凛高校優勝まで一気に観た。テレビアニメも、第三期は今年6月に終了となっているので、アニメとしてはまだ新しい。

これは昨日までに、75話(75Q)までを、通して4回観た。
なぜそんなにはまったかはいろいろあるので、独立して書いてみたい。

監督はたくさん映画を観てきている人だろう。原作は読んでないのだが、元がしっかりしているので、おそらくアニメ化がうまくいくのだろう。
スポ根ものでありながら、観ている側を画面に確実に参加させ、ストーリーやシーンのメリハリにまで引きずり込んでくれる力作だ。

高校の一スポーツをテーマにはしているが、アニメでこれだけの作品ができるのだから、一般の映画が陳腐なものになっていくのもしかたない。

今月に入って、『亜人』を観た。これは二週間だけの上映であり、まだ続く。(アニメ映画 『亜人 第1部 -衝動-』http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1948319349&owner_id=48430274 (12月2日))
サスペンスな雰囲気のあるものはいい。今後に期待できる。

ふつうの映画もそうだが、どうもサスペンスな雰囲気は好きだ。
『AKIRA』や、『氷菓』『デュラララ!!』『亜人』はよくて、『東京喰種』や『進撃の巨人』はダメであった。

サスペンスは、日常から非日常が膨らむところがおもしろい。といって、話があまりに非現実になると、どうも付いていけない。

『AKIRA』も、日常に潜む非日常が拡大していくところにおもしろみがあり、あまりに宇宙的なテーマや時空を超えるストーリーとなると、泥臭さが消えてしまい、興ざめだ。『交響詩篇エウレカセブン』あたりが限界だ。

スポ根ものは知らないだけで、まだよい作品がたくさんあるのだろう。
ただもう、スポ根というだけで興味はそそられない。
『黒子のバスケ』にしても、サスペンス的要素がないわけでもないから、よかったのかも知れない。できそうで・ありえそうなわざ・・・そのあたりが魅力的だ。

スポ根ものは凋落したと言われるが、詳しくないのでわからない。
それでも、中学生・高校生がいるかぎり、ああした熱いドラマは、手を替え品を替えて継続的に出てくるだろう。

『ハイキュー!!』にしても『弱虫ペダル』『黒子のバスケ』にしても、主役は小柄だが、ひたむきな努力を繰り返し、まっすぐに生き、自分独自のわざを生み出し、堂々と勝負に挑み、勝利に近づいていく。
それも、当然のことながら、個の力だけでなく、仲間と力を合わせてこれが果たせるというところに、基本的価値観を置いている。

そのプロセスに夢があり、葛藤があり、悔し涙があり、感動もあり、その全体が楽しい。

また、以上の作品とは全く別ジャンルになるだろう 『言の葉の庭』のような作品も、繊細で美しい映像と相俟って、しっとりとした味わいがあり、隅に置けない。これはもともと、マイミクさんから紹介された作品だ。(アニメ映画 『言の葉の庭』 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941168571&owner_id=48430274 (4月19日))

それにしても、アニメに使われるOSTは侮れない。
『氷菓』のDVDには、録音中の風景なども入っていたが、ああして音入れをするのだと思った。

それぞれああした曲を作れるというのも、かなりの才能ではないかと思う。OPやEDの曲も、内容を象徴したものが多いが、OSTはまさに、映画のシーンに合わせる曲と同じで、そのシーンを盛り上げるのにひと役買っている。

『氷菓』『デュラララ!!』『黒子のバスケ』などのOSTは、それだけ聴いてもさまになっているし、各シーンを想起させる。

『氷菓』の「思考回路の彷徨い」、『デュラララ!!』の「Dancing in the Sunshine」、『黒子のバスケ』の「バニシングドライブ」などは、それだけ聴いても飽きない。

人生の後半もだいぶ過ぎて、こうしたアニメに出会ったのは、かえってよかったのかも知れない。
全話終了している作品も多い。現在進行形は『ハイキュー!!』だけにして、自分に合った作品を探していこう。

来年はどんな作品にめぐり合えるだろうか。

« 靖国爆破未遂事件にみる不可解な点に対する推測 (平成27年12月12日) | トップページ | 名を捨て実をとった日韓合意 (2015年12月29日) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事