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2013年12月

2013年12月29日 (日)

来年への課題

(mixi日記より転載)

昨年の12月28日(金)、こんな日記を書いていたのですね。

呆れて物も言えない中日新聞の安倍総裁揶揄
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1886412427&owner_id=48430274

次元の低い人々による、、次元の低いコメントが、たくさん並んでいました。

安倍首相の一年を振り返った動画などを見ると、連休や週末を返上してまで、日本国民のために働いてくれたと思っています。

安倍政権の政策や方針のすべてに賛同できるかはまた、来年以降の動きを見ていかないといけませんが、少なくとも、目的を達成しようと、真剣に一直線に進んでいることは明らかで、その政治姿勢は評価できると思います。

代替案を語れない口先サヨクや野党、学者、評論家などは、もう相手にしていないといった雰囲気で、これぞ政治家の亀鑑であろうと思うのです。

民主政権により、自民党はいわば、お灸を据えられた格好になりましたが、その反省を込めて、「マジ」に進んでいるという姿勢そのものに好感をもてます。

靖国神社を参拝しないままで画竜点睛を欠くような気がかりがありましたが、英断をもって参拝されたことに、心から感謝したいと思います。

真剣に、一筋に、前へ進んでいる人間の姿には、冒(おか)しがたいオーラというものがあります。
靖国参拝に対するマスコミの論評も、そのオーラに負けて、吃(ども)りながらようやく無理に声を上げているような印象です。

各国の新聞の出す論評も、おおかた陳腐なもので、相手にすることもないでしょう。公然と批判している新聞の元をたどれば、その国において左傾新聞であり、シナ人が支配している新聞であったりします。
というより、そもそも新聞というのは、対象を批判しておもしろがるところで人気を誘い、売上をあげている業界なのです。彼らの没落した姿がペン乞食です。

来年の課題として、いくつか列挙したいと思います。
政府にはすでに計画があるでしょうが、それを現実のものとして、実行に移していってほしいものです。
くどいようですが、大きな思想転換なども、民主主義という政治形態のもとでは、法律として定着させねばなりません。新法を制定させるだけでなく、今ある法律を改正したり、廃止して全面的に改めるということも、立法に含まれます。

いろいろありますが、新たな立法に関して、以前からの念願として、

1.憲法を改正する(参考:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1841192104&owner_id=48430274

2.国旗国歌法を改正する(参考:http://mixi.jp/view_community.pl?from=home_joined_community&id=5955999http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1892829999&owner_id=48430274

3.少年法を廃止または改正する(参考:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912204592&owner_id=48430274

があります。
これらは短期間では実現できないものばかりですが、それだけに、早めに着手されることを期待したいです。

これに関係しますが、日教組を糾弾し壊滅させていくという保守愛国側に共通の念願もあります。

日教組離れは毎年進んでいるようですが、それでも、自虐史観を押しつけることを信念とする害虫は、徹底的に駆除する必要があります。
これを何とか少しずつでも、解体にもっていかなければなりません。

解体といえば、NHKや反日メディアの存在を、亡きものにするということがあります。
すでに安倍政権は手を打ち始めていますが、マスコミでは相変わらず、第三の権力として、その一部に、エリート意識をもった青白き秀才のようなやからが、ペンをふるっています。

うそ新聞と検索すると「朝日新聞ではありませんか?」、と出てくるのはご愛嬌ですが、朝日の罪業は深いものがあり、これによって中韓が増長しはじめたことを忘れてはなりません。
この一年、朝日以上に病的な動きをしてきた毎日新聞も同罪です。

新聞の購読者は減っても、デジタルで契約すれば同じことです。読者は大きく減っているとは言えません。サヨクの動きや反日新聞の論調をみるために購読している人は別として、そのまま、その論調に煽られて信じてしまう読者には、警告が必要です。

整理します。

1.保守愛国の基盤づくりに必要な法を整備する。

2.日教組を解体し、意味をもたない組織とする。

3.反日売国メディアを無力化する。

どれも大きな課題ですが、すでに賽は投げられています。

ペンは剣より強し、という言葉があります。
そのペンを、反日・売国への扇動に使うのは邪道で、ペンの威力を履き違えていると言わざるをえません。

その同じペンで、私も自分なりに、保守愛国への道を進めていきたいと思います。
朝日や毎日の主筆ふぜいが書くような、ああした薄っぺらい内容には負けないつもりです。
その上、左党であっても右利きです。

2013年12月28日 (土)

米国は、何を焦っているのか?

(mixi日記より転載)

米国は、何を焦っているのか? もしくは、何で焦っているのか?

米国は、安倍首相が自民党総裁就任後に掲げたキャッチフレーズ「日本を取り戻す」を、選挙キャンペーンくらいのつもりとみなしていた。

実は米国の懸念は、首相が、「本気で」日本を取り戻そうと動くことであった。選挙のためのキャッチフレーズで終わるぶんには、意に介さなかったはずだ。

ところが、首相が堂々と総理大臣と記名して靖国参拝したことにより、もしかしたら選挙のためのキャッチフレースだけではないのかもしれない、という懸念が、そのとおり現実となった。

米国には、戦後から継続して、政治経済のすべての問題を含め、包括的に日本は米国の従属国でありつづけねばならない、とする「普遍理念」がある。

日本が本気で元気になることを、いつも警戒し、そうならないように圧力をかけ、飴と鞭を使い分けてきた。
この一年間もそうであった。それが、ある意味、裏切られたのである。

親米派の保守系議員は、米国国務省からも「失望した」とのメッセージを受け、周章狼狽したであろう。予想できる中韓や野党や反日新聞の反応より、その驚きは大きく、意外であったに違いない。

実は私も、米国の素早い反応、しかも「失望」という語を用いて反応したことには、第一報が在日大使館からのものであっても、少し驚いた。(原文は下に掲載)
そして、これは藪蛇になるのではないか、とつぶやき欄に書いた。藪蛇とは、自らのどんな悲鳴もなるべくミュートにしてきた米国が、この一件については、ついボリュームを上げてしまったことである。

国連への拠出金は、米国に次いで2位であり巨額である。米国の債権も購入している。目下、TPPでの交渉中でもある。地理的な位置関係もある。
何より、米国や米軍の予定通りにコトを運んでくれる親米国家である。極東アジアでの思惑もある。
米国にとっては、いわば青天の霹靂であったかもしれない。

そもそも靖国参拝が政治外交問題になっていることがおかしいのだが、相手が「絡んで」くるからには、意識して動かざるをえない。それは為政者として悲しいさだめであろう。

コンビニで、毎日新聞を買って隅々まで読んだ(12月27日朝刊)。毎日を手にするのは37年ぶりである。

社説は、「外交孤立招く誤った道」とあり、中韓だけでなく、米国も失望したと言っているではないか、と、鬼の首でも取ったようなはしゃぎぶりである。
さらに、小見出しでは、「侵略を否定するのか」「米国の信頼を失う」とある。
各ページで「孤立」という言葉を多用し、読者を「心配」させるのに必死なようだ。

2ページには、中韓の抗議よりも、上に大きく、「米の懸念を無視」とあり、米国大使館からの声明を全文載せている。

「日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかし、日本の指導者が近隣諸国との関係を悪化させる行動を取ったことに、米国は失望している。
米国は、日本と近隣諸国が共に、過去からの微妙な問題に対処し、関係を改善し、地域の平和と安定という我々の共通目標を前進させるための協力を推進する、建設的方策を見いだすよう希望する。
我々は、首相が過去に関する反省を表明し、日本の平和への決意を再確認したことに留意する。」

わきにある記事によると、10月初旬に来日したケリー国務長官・ヘーゲル国防長官は、あたかも首相の靖国参拝を避けるようにと、千鳥ヶ淵墓苑にだけ参拝した。同月下旬に来日したアーミテージ国務副長官は、首相の靖国参拝だけは避けてもらいたい、なぜなら、アジア太平洋地域に国策の重点を移しつつある米国にとって、大きな不安定要因となるからだと語ったという。

このころから米国が参拝に圧力をかけてきていたのは、多くの保守の人々の周知するところだ。これをもって、秋の例大祭に首相は参拝しなかったと言っていい。

ところが、これらの根回しや圧力は無駄になったのだ。
そもそも、戦争の経緯からしても、米国にこんな圧力をかける筋合いはないのだが、それにしても、米国も自国の国益を念頭に他国に指示しているだけで、これは、フロンティア精神という美名のもとにインディアンなど先住民族を追い払って北米大陸を支配したことや、ハワイを自国に統合したのと、全く同じ構図だ。
アメリカのこの発想は、中韓に似ているではないか。

集団的自衛権や憲法改正が、来年の政治テーマになるだろう。
米国は、自国の利益にマッチするかぎり日本の尻をたたくだろうし、マッチしないと思えば、修正を求めたり反対したりを圧力をかけてくるだろう。

しかしこれらは、国内の問題だ。
特に、憲法改正については、それによって名実ともに日本が保守大国になるのは是とするだろうが、同時に、日本が「日本精神」を取り戻しそうになると思えば、何か横槍を入れてくるに違いない。

同盟国ではあっても、礼の国たる日本国が、米国と協力しながら自らの道義を通すということまでは、口出しできないだろうし、させてはならない。

上の「失望」声明文にしても、それほど深刻なものとは思えない。むしろ、中韓に配慮して、僕は中立なり、をアピールしているパーフォーマンスにも見える。

一応、すぐにコメントを出した、というカタチを作りたかっただけだろう。それだけに短い声明で済ませている。
今度の件で、急激に日米関係が冷え込むということはありえない。日米関係の是非はともかく、両国が今日まで築いてきた協力とバランス関係は、そう簡単に崩れない。

毎日などは、立つ瀬がなくなったこのときに、中韓のみならず米国まで抗議声明を発表してではないか、と得意になっているが、米国が毎日にテコ入れするような関係が生まれるはずがない。

他にも小さく、ロシアや台湾も遺憾の意を表明したことや、現代中国論や韓国政治の専門家のコメントも並んでいるが、世論の多くが参拝を妥当と思っていることや、参拝の意義を示すような記事はどこにもない。

今回の参拝が、いつまでもアメリカの言うなりにはなりませんよ、という、アメリカに一本釘を刺すメッセージと受け取りたいが、首相もそこまでは考えていないだろう。

安倍首相は、日本国の総理であり、日本の有権者によって選ばれたのだ。その国民との約束のひとつに靖国参拝があり、就任一年でようやく参拝を実現した。むしろ、遅きに失したといえるくらいだ。

支持率が下がったから参拝したのだろうというやっかみもある。参拝は信教の自由を定めた憲法に違反するとして提訴する動きもある。
反日売国の学者・弁護士のオンパレードだ。ようやく彼らにも「活躍の場」ができたかのようである。

細々した雑音に惑わされず、来年以降も、自らの信念で参拝に赴いていただきたい。
よくも悪くも、そう簡単に外交関係は急変しない。

安倍政権が期待するのは、やはり国内世論であろう。
有権者には、彼らを選んだ責任がある。首相や政権が、支持者である国民に配慮しているなら、国民もその配慮に応えていかなければならない。

〔参考〕

★米国大使館の出した声明(原文)

Japan is a valued ally and friend. Nevertheless, the United States is disappointed that Japan's leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan's neighbors.

The United States hopes that both Japan and its neighbors will find constructive ways to deal with sensitive issues from the past, to improve their relations, and to promote cooperation in advancing our shared goals of regional peace and stability.

We take note of the Prime Minister’s expression of remorse for the past and his reaffirmation of Japan's commitment to peace.

★首相官邸の公表した首相談話の英訳

Statement by Prime Minister Abe - Pledge for everlasting peace -

Thursday, December 26, 2013

[Provisional Translation]

Today, I paid a visit to Yasukuni Shrine and expressed my sincere condolences, paid my respects and prayed for the souls of all those who had fought for the country and made ultimate sacrifices.  I also visited Chinreisha, a remembrance memorial to pray for the souls of all the people regardless of nationalities who lost their lives in the war, but not enshrined in Yasukuni Shrine.

While praying for the souls of the war dead, the preciousness of peace Japan enjoys today really came home to me.

The peace and prosperity Japan enjoys today is not created only by those who are living today.  The peace and prosperity we enjoy today is built on the precious sacrifices of numerous people who perished on the field wishing for the happiness of their loving wives and children, and thinking about their fathers and mothers who had raised them.

Today, I have contemplated on this, and paid my deepest respects and gratitudes on my visit.

Japan must never wage a war again.  This is my conviction based on the severe remorse for the past.  I have renewed my determination before the souls of the war dead to firmly uphold the pledge never to wage a war again.

I have also made a pledge that we must build an age which is free from the sufferings by the devastation of war; Japan must be a country which joins hands with friends in Asia and friends around the world to realize peace of the entire world.

For 68 years after the war, Japan created a free and democratic country, and consistently walked the path of peace.  There is no doubt whatsoever that we will continue to pursue this path.  Under the spirit of international cooperation, Japan will discharge its responsibilities for the peace, stability and prosperity of the world.

Regrettably, it is a reality that the visit to Yasukuni Shrine has become a political and diplomatic issue.  Some people criticize the visit to Yasukuni as paying homage to war criminals, but the purpose of my visit today, on the anniversary of my administration’s taking office, is to report before the souls of the war dead how my administration has worked for one year and to renew the pledge that Japan must never wage a war again. 

It is not my intention at all to hurt the feelings of the Chinese and Korean people.  It is my wish to respect each other’s character, protect freedom and democracy, and build friendship with China and Korea with respect, as did all the previous Prime Ministers who visited Yasukuni Shrine.

I would like to ask for the kind understanding of all of you.

 

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2013年12月26日 (木)

安倍首相、靖国神社へ参拝

今日午前、安倍首相が靖国神社と鎮霊社に参拝した。

たいへんありがたいことであり、年の瀬まで期待した保守層の思いを損なわず済んだ。

もしかしたら、せいぜい退任直前にお参りして、公約違反にはなっていないとでもすると思っていたし、今年は春秋の例大祭という靖国神社の儀式にも、真榊の奉納などで代えていたので、自身で参拝することはありえないだろうと思っていた。

なぜ今日か?何でもない日に参拝なのか?という疑問もいたるところに散見される。ご本人は政権発足一年という節目の日を選んだと話している。

私は日記に書いたとおりで、仮にそうした節目でもないなにげないある日の参拝でも、その意義は変わらないと思うし、むしろ神前幕が白い日(靖国神社の儀式ではない日)の参拝のほうが、英霊たちに対する常日頃の尊崇の念を、より強く表わすものと思っている。

中韓は、真榊の奉納だけでも、内政干渉してきた。小泉元首相も、いつ参拝しても、中韓は必ず何か言ってくる、として、政権最後の年には、終戦の日に参拝した。

安倍首相も、来年以降は、ふだんの日であれ終戦の日であれ、自らの自由な心情に基づいて、英霊の前に感謝のまことを捧げていただきたいと思う。

ところで、さっそく、反日がいたるところで騒ぎだした。売国政党もそのうちコメントを出すだろう。首相に対するマスコミの質問も相変わらず陳腐なものだ。

「A級戦犯が合祀された靖国神社」などとする記事も多い。マスコミは、このときとばかり、人々の心情を反日に煽ろうと必死だ。

多くの人々が、こんな報道を相手とせず、自身の保守愛国の心にしたがって行動・選択することを望む。

靖国参拝と政治家としての政策はまた、別ものである。首相の参拝を、なし崩し的に政治利用する動きには、これも用心しなければならないだろう。

しかし、安倍首相が、日本人として、日本の行政の長として、この日常のある一日を選び靖国参拝されたことに、心より感謝したいと思う。大変うれしいことだ。

どうもありがとう。

2013年12月25日 (水)

映画 『AKIRA』

監督・原作:大友克洋、脚本:大友克洋、橋本以蔵、音楽:芸能山城組、アニメーション、1988年、124分。

『週刊ヤングマガジン』に連載された(講談社、1982年12月20日号~1990年6月25日号)漫画を、大友自身が映画化したもの。アニメ映画の製作費としては、当時では破格の10億円と言われる。

プレスコで作られ、口の形は5種類で、実際の発音に近い絵となっている。

単行本は週刊誌と同じサイズで、小口に黄色のインキが塗ってあり、旅行案内の本みたいだったのを覚えている。第一巻だけ持っていたが、とっくに人にやってしまった。

2002年頃より米国で実写映画化の話が上がっているが、その後10年以上経過したが完成のメドは立っていない。(漫画は実写化しないほうがよい、その例が『あしたのジョー』である。実写化にするなら、着想だけ得て、全く別の作品を作ったほうがよい。)

1988年7月16日(これはこの映画ロードショーの初日の日付けでもある)、東京で新型爆弾が炸裂した。その31年後の2019年、「ネオ東京」には高層ビルが林立し、翌年には東京オリンピックも開かれる予定だったが、街中は荒廃し、ゴミが散らかり、暴走族が走り回っていた。(※現実の2020年オリンピック開催は、全くの偶然である。)

金田は、敵の暴走族クラウンを見つけたとの情報で、愛用のバイクで、仲間とともに高速を疾駆する。
街は反政府デモで大混乱していた。その混乱のなか、ひとりの男が小さな男の子を連れ回し、やがて軍に発見され殺されてしまう。軍がその子供を捕えようとした瞬間、その子の顔が険しくなり、いきなり付近のガラスが割れ、ビルが崩壊する。
やがてその子は、闇に消えてしまう。

金田の仲間の鉄雄は、ひとり敵を追いかけていた。敵のひとりを倒したところへ、先の男の子が立っており、鉄雄のバイクはこの子と衝突してしまう。

現場に金田たちもやってくるが、既に軍が包囲しており、その男の子と鉄雄は、軍のヘリコプターに乗せられて連れて行かれてしまった。

金田たちは、鉄雄の行方を追う。・・・

当時、単行本の第一巻だけ読み始めたとき違和感をもったのは、この男の子がしわくちゃだったということだ。この劇画でも同じだ。彼らは、年寄りの顔をした子供なのである。
実は彼らは、ナンバリングされ、ナンバーズと呼ばれており、念動力という超能力をもっていた。彼らの存在は、軍のトップシークレットであり、軍によりその超能力が研究されていた。それは、念力によって、ものを破壊し、また誕生させる能力である。
彼らのなかで、最も高い能力をもつ者がアキラであった。

膨大な原作を読んでいる読者からすれば、それを2時間にまとめた劇場アニメでは物足りないようだ。

主役級でない周辺の人物も、長いストーリーのなかでは、あとになって一定の役割をもって登場したりするが、2時間枠ではそれができない。いろいろカットしてあるところも多いようだ。
ただ、それでも、それはそれとして、アニメとしては充分楽しめるとのことだ。

原作を知らずに観た人も、映画館でこれだけのアニメを見せられたら、それはそれで感動するのではないだろうか。

背景の絵がすばらしい。ネオ東京のようす、そこが荒廃しているようすがいい。
セル画での表現もまた、すばらしい。特に、バイクの走るシーンは、バイクそのものはもちろん、ライトの描き方、スピード感などプロの腕だろう。
その他細部を見ていると、これでもかというほど数えきれない腕前を知ることができる。

登場人物の顔がみな似たり寄ったりという批判もある。たしかに…しかしそこは、ちょっとした表情などのヴァリエーションでクリアしているとも言える。
これらの表現力は、漫画家を志す者の目には、憧れの的にしか映らないに違いない。

この映画への批判は、ほとんどがそのストーリーに対してである。細かなセリフは違っても、原作とほぼ同じ展開と結末なので、この批判は原作に対してなされたものとも言える。その原作をさらに短縮したわけだから、たしかに飛躍したようなところもあり、強引とみえるところもある。

ケイとキヨコ(ナンバーズのひとり)との以心伝心、鉄雄とアキラの心の重なりなど、無理もあるなあと思いつつ、そのボンヤリとしたなりゆきがまたいいのかも知れない。

終盤手前までは、ストーリーを追いやすいが、鉄雄が色の付いた雲のように巨大に膨張するあたりから、絵としては相変わらずすばらしいが、ちょっと理解しにくいのだ。
キューブリックの『2001年宇宙の旅』のパクリと言われるが、あの「ムーンチャイルド」の発想はたしかに念頭にあっただろう。それだけではなく、ラストシーンの描写は、『2001年…』の光の洪水を彷彿とさせる。

しかしいずれにしても、人間だか何かわからないすべての動物あるいはそのもっと以前の物体にも、それぞれが底知れぬエネルギーを宿していて、その最たるものが今現在は「アキラ」という地下に閉じ込められている存在なのである。

「アキラ」は、鉄雄の「心」と共鳴することによって、新たな世界を産み出すわけだ。ナンバーズも技術者も設備もすべて消え去ったが、金田とケイ、甲斐(かい、金田の暴走仲間)は生き残るわけだ。
そして、ラストシーン…鉄雄の眼球が大写しにされる。この世界を凝視しているという構図だ。

主役は金田と鉄雄と言っていい。二人は幼馴染みである。鉄雄は常にひ弱で、金田はそんな鉄雄を守ってきたが、鉄雄はいつか金田と対等になろうとしていた。
そういう心理過程があった上で、あるとき鉄雄が超能力をもってしまうことで、金田に対する優越感も味わうことになる。このへんがストーリー上の伏線となっている。

ケイは反政府ゲリラの一員であったが、冒頭から二度ほど金田に助けられ、金田はケイに淡い恋心をもっている。

若い男性向けの雑誌への連載であり、内容も不良少年が中心となっており、流血シーンも多い。ナンバーズの子供たち3人は、みなしわくちゃの爺さんや婆さんの顔であり、そのうちのひとりはイスの座ったままで重役風の子供である。初めて見ると、ちょっと気色悪いものがあり、へたをすると差別だなどと騒ぐ連中も出てきそうだ。

しかし、スタジオジブリ系のニュアンスは全くなく、同じ空想や夢を描くにしても、パワフルでありど根性ものに近い。

その後の大友の活躍はどうかという前に、1988年にこうしたアニメが日本に誕生していること自体は、漫画の技術やテーマからしても、驚嘆に値するし誇りにしていいと思う。

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ぎょうざの満洲・・・イイネ!

先日、ぎょうざの満洲(http://www.mansyu.co.jp/)にメールしたら、返事の手紙をもらいました。

びっくりしましたね。
中に、ストラップが入っていました。

   ▼

最近行くと、ピーマンセット(チンジャオロースとぎょうざ)をよく頼みます。
たいへんおいしいです。
そこで、先週、HPの問い合わせコーナーから、メールしました。
以下、原文のまま。

問い合わせではありません。
よく椎名町駅店を利用しております。配送も頼んだことがあります。助かります。

最近はピーマンセットにはまっています。ピーマンが新鮮で、大きく切ってあり、出てきたときも、いつもしゃきしゃきで、肉との相性もよい具合になっています。

いままで食べたなかで、最高の部類に入ります。
他の定食ものも味加減がよいと思います。

この味、調理方法、店内の活気を、いつまでも維持してくださいね。

   ▲
 

これに対し、今日、手紙が来ました。

店長からお礼のメールをしたところ届かず、電話をしても留守だったとのことで、その返信メールのコピーを同封して、お客様相談室の責任者の方が手紙をよこしたものです。
そこまでして返信してくれたのですね。

小さなことですが、感激しました。

前にも、つぶやきで紹介しましたが、ぎょうざはもちろん、その他の料理もうまいです。
埼玉~東京が中心ですが、大阪にもいくつかあるようです。(http://www.mansyu.co.jp/annai/05.html

機会があれば、一度ご賞味ください。

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2013年12月22日 (日)

◇備忘録・視聴映画一覧(日記にしたもの)◇

2012年2月14日~2013年12月15日

ゆりかごを揺らす手
ファイナルデッドブリッジ
MAY メイ
連合艦隊司令長官 山本五十六 ☆(映画館鑑賞)
ベニスに死す
セルラー
M  ★(DVD所有)
127時間  ☆
死刑台のエレベーター ★
隠された記憶
ダンサー・イン・ザ・ダーク
日本の黒い夏 冤罪
私は殺される ★
あしたのジョー
ミスト ★
美しさと哀しみと
鬼龍院花子の生涯
パラダイス・キス
テキサス・チェーンソー
七年目の浮気
メカニック ☆
十三人の刺客
ケンタとジュンとカヨちゃんの国 ☆
相棒 -劇場版2-
ラビット・ホラー
Re:DIALリダイアル
東京公園
どぶ
夜叉
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 ※
フルメタル・ジャケット
トウキョウ・ソナタ ★
アンチクライスト
ロックアウト
靖国 YASUKUNI
ホステル3             ←36本
凶気の桜
デビル
日本のいちばん長い日
レマゲン鉄橋
マルホランド・ドライブ
悪い奴ほどよく眠る ★
ホテル・ルワンダ
トラ・トラ・トラ! ▲(Blu-ray所有)
深夜の告白
鬼の棲む館
二十四の瞳
ブリッツ ☆
ザ・ウォード 監禁病棟
スパルタの海
人間の証明
ビューティフル
第三の男
ラルジャン ☆★
天国と地獄 ★
少年時代
レオン ★
暴走機関車 ☆★
我が闘争
The WAVE  ウェイブ
ユージュアル・サスペクツ ☆
極道の妻たち 最後の戦い
刑事ジョン・ブック/目撃者
アスファルト・ジャングル
疑惑 ★
鍵 ★
11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち ※
マドモアゼル ★
トワイライトゾーン‐超次元の体験‐
フィースト
白夜行 ☆
フォーンブース           ←72本
トラック野郎 御意見無用
白い巨塔
ムカデ人間 ☆
ガチバン SUPERMAX
スペル
悪名
悪人 ☆
ホラー・エクスプレス ゾンビ特急‘地獄’行
倫敦(ロンドン)から来た男
アイズ ワイド シャット
遊星からの物体X ☆▲
時計じかけのオレンジ
Life ライフ ★
エレファント
ピアニスト
悪名一番

シャイニング
存在の耐えられない軽さ ☆
ピラニア
女系家族
ハプニング
タワーリング・インフェルノ
わたしを離さないで
絞殺魔
ボーイズ・ライフ ★
クリスマス・ツリー ☆★
特攻大作戦
赤い風船/白い馬 ★
ヒルズ・ハブ・アイズ
ファニーゲームU.S.A.
冷たい熱帯魚
氷の微笑 ★
イヴの総て ★
モロッコ
非情の罠              ←108本
酒とバラの日々
男たちの大和/YAMATO ★
東京プレイボーイクラブ
ビルマの竪琴
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
戦争と人間 第1部 運命の序曲★
戦争と人間 第2部 愛と悲しみの山河
戦争と人間 第3部 完結編
アリス・クリードの失踪
キラー・エリート
ケース39
ドラゴン・タトゥーの女
レミング
必死の逃亡者 ★
天城越え
TOMORROW  明日 ☆★
殺しのドレス★
蜘蛛女
カサブランカ ★
アーティスト
カサンドラ・クロス ★
顔のない眼 ★
勝手にしやがれ
ある夜のできごと
カミュなんて知らない
はさみ hasami
ブラックサイト
BRAVE HEARTS  海猿
CURE
去年マリエンバートで ★
情婦 ★
激突 ★
鬼畜
キャビン・フィーバー
裸足の伯爵夫人
新幹線大爆破            ←144本
ハングリー・ラビット
飢餓海峡 ★
コロンビアーナ
メランコリア
望郷 ★
ディーバ ★
評決 ★
極道の妻たち
浮雲
白いリボン ★
桐島、部活やめるってよ
女が階段を上る時
女はバス停で服を着替えた
赤い風船/白い馬 ★
犬神家の一族
悪の教典
渋谷
エクスペンダブルズ 2
県警対組織暴力
家族ゲーム
スピード
サイコ
アウトレイジ ビヨンド
街の灯
普通の人々
裏窓
象の背中
ダイヤルMを廻せ!
SAFE/セイフ
アルゴ
明日の記憶
PARKER/パーカー
めまい
パレード
北北西に進路をとれ
鳥            ←180本
フローズン
青の炎
はやぶさ 遥かなる帰還
陽のあたる場所
ドライヴ
砂の器
ミヒャエル
アウトロー
日本のいちばん長い日 ★
華麗なる一族
ワン・ツー・スリー
沈まぬ太陽

サテリコン
人妻集団暴行致死事件 ★
窓 ★
刑事(デカ)★
水の中のナイフ ★
藁の楯
ロミオとジュリエット
天使 ★
帰らざる夜明け
悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 3D
にごりえ
プラチナデータ

2013年12月20日 (金)

行き先表示にハングルは必要か

炎上というと大げさだが、この写真をアップしたところ、これをRTした人が増え、そのそれぞれが、これを批判するコメントを付けてツイートすると、それがまたRTされている。

一方、これよりは少数だが、何も批判することでもない、といったコメントを付けたツイートもあり、これには批判側からのコメントが付いてRTされているという状況だ。

もともとこの写真は、どこかでキャッチしたもので、その後マイミクさんから小田急線箱根湯本駅の写真をいただき、ツイートしたことがあった。

この写真でツイートしたのは、この夏くらいのことで、ひと月ほど繰り返しツイートしたが、単純にRTされていただけだった。

その後、おそらく遡って、これをRTしたのだろうが、そこから少しRTがされていたので、再度この写真を使って、きのうツイートしたのだった。

批判するほどのことではない、というコメントは、だいたい以下のようなものである。

  ▼▼▼

日本への玄関口に近い路線や駅で、ハングル表示をするのも無理はない。

韓国人は駅員の何でも聞いてくるので、駅員の負担を減らすためにあらかじめハングル表示をしてある。

日本には韓国人も増えてきたので、駅や繁華街など多人数が利用するところでは、ハングル表記があってもよい。

表示は、日本語・英語・ハングル表記を数秒ごとに繰り返しており、この写真だけでハングル中心かのようなイメージを与えるのはよくない。(そういうつもりはない。)

ほんの数秒の表示であって、それくらいのことは我慢すべきだ。

  ▲▲▲

やはり、ここは日本であり、外国語としては英語表記で充分と考える。旅行者はガイドブックなどの自国語を見ながら歩けばいいのであって、特定に国の表記をあちらこちらに貼り付けるのは、文化の侵食に発展するおそれもある。
中国語表記とて同じことだ。

ツイッターで、もう少しようすを見てみよう。

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2013年12月 8日 (日)

大東亜戦争開戦記念日 (2013年12月8日)

靖国神社では、今でもこう呼称しているのだから、これに倣って問題ないだろう。

やや雲の多い天気であったが、青空ものぞいていた。
午後二時ころ参拝した。

参拝者は、いつもの日曜と変わらず、平日より少し多いかなというくらいだった。
バスも数台停まっていたが、いちばん遠いところで、伊豆ナンバーのバスがあった。

予想したとおり、昇殿参拝している団体があった。

神池庭園は、すっかり冬のたたずまいで、もみじが紅いだけで、あとはみな、葉を落としていた。ひとつの茶室では、お茶会が開かれていた。

遊就館は多くの人であふれていた。
館内の茶寮「結」は満席だった。売店は買い物客でごった返していた。

そのうち、入口から、茶色のブレザーを着た集団が、静かに二階の展示場へとエスカレーターを上がっていった。外見から高校生だ。

日曜に靖国参拝とはうれしいことだ。
その時間、それらしい観光バスがなかったので、電車で来られるところにある学校なのだろう。

特攻勇士の像の手前には、若者たちが輪を作り、そのうちの先輩らしい人の話を聞いていた。

参集殿の前では、英霊にこたえる会がカレンダーを販売していた。一本購入し、総理大臣の参拝を願う署名もした。
高齢の年寄りに混じって、20代の人も受付にいるというのは頼もしい。

参道では、いつものように骨董市が開かれていた。
来るときにはいなかった右翼団体の面々が、隊列をなして参拝に向かって行った。

先ほどの高校生の何人かに追い抜かれた。
遊就館の袋を持っていた。中には、国旗を買った生徒もいた。
何だかうれしくなってしまった。学校の名前を聞いておきたかった。

それにしても、高校生以外にも、多くの若い人が来ていた。ありがたいことだ。
さきほどのような集団以外にも、数人、または一人でも、参拝に来ている姿を見た。そのうち何人かは、鳥居を出たところで、拝殿に向かって頭を下げていた。
そういう習慣が大事なのだと思う。

遊就館には、まだ、夏に小学生が写生した絵が展示されている。
やはり、みきとくんの絵はすばらしいと思う。

他の生徒のものは、零戦を真横や上から描いているが、みきとくんのは、やや下から見上げた構図だ。
実際の翼や胴体とは違って、翼が太く大きいが、それがいい。絵は、そのまま写真のように、写し取って描けばいいというものではない。
このダイナミックに強調された翼と日の丸が、絵としての意志を表わしているように思う。

ここをおとなう大勢の参拝者たちの感謝の心が、英霊に通じているだろう。
感謝する、ということは、英語やフランス語での感謝するという言葉より、日本的ニュアンスをもっている。
ものをもらったら感謝する…それは万国共通言語であり、あたりまえだ。

日本語の感謝には、口にする感謝の言葉以上に、相手方を敬愛し、そうすることで自らもその相手方と交流していることを誇りに思う、本当に出会えてよかった、という、心の気高さ・潔さ・魂の静謐のようなものがあると思う。

みきとくんたちが大人になるころ、日本がもっとすばらしい国になっていますように・・・。

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日本国旗と韓国国旗を並立掲揚~静岡県御前崎市の無神経

なんと?

静岡県御前崎市役所、日本国旗と韓国国旗を並立掲揚!

日本語とハングルの垂れ幕が並ぶ!

竹島はどこの領土? 御前崎市職員 「答えられません。」 御前崎市役所に韓国の国旗 ハングルの垂れ幕|保守速報 http://www.hoshusokuhou.com/archives/34715003.html @hoshusokuhouさんから

この記事を見て、仰天したよ!

御前崎市は、中部電力浜岡原発を抱える自治体だ。また、石原茂雄市長は、浜岡原発安全等対策協議会会長を務めている。

ざっと調べるかぎり、市長自身は、原発について反原発とは見えないが、李下に冠を正さず、のおしえからしても、市庁舎に両国国旗を並べて掲揚するというのは、無神経であり、御前崎は反日の街かと疑われてもしかたあるまい。

竹島の帰属を聞かれて、まともに答えられない職員というのは何だ? 日本人じゃないのか?

今でも続いているのだろうか。
大産業まつりのときだけ掲揚していたものが、記事に取り上げられただけなのか。
より詳しい情報がほしいところだ。

しかし、詳しい事情がわかったとしても、両国国旗の並立掲揚はないだろう、というのが率直な感想だ。ご時世も考えてほしい。

特秘法も成立し、あすはゆっくり靖国参拝しようと、落ち着いた気分でいたのだが、血が逆流してしまったよ。

このことは全く知らなかった。油断も隙もあったもんじゃないなあ。

久しぶりに怒りまくりだ!

めったに電話などしたことないが、これはするしかないだろう。

以下以外にも、しかるべき省庁には、通知し、撤去要請しよう!

御前崎市役所(HP:http://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/index.html)

〒437-1692 静岡県御前崎市池新田5585番地 電話番号:0537-85-1111(代表)
業務時間:午前8時15分から午後5時 閉庁日:土、日、祝日、年末年始

秘書政策課 電話0537-85-1161 FAX 0537-85-1136
hisho@city.omaezaki.shizuoka.jp

商工観光課 電話0537-85-1135 FAX -0537-85-1156
shokan@city.omaezaki.shizuoka.jp

市長・石原茂雄へは、

所属課室:総務部秘書政策課秘書広報係
電話番号:0537-85-1161
ファックス:0537-85-1136
https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/cgi-bin/faq/form.cgi

市役所内・直通電話番号とメールアドレス一覧
http://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/somu/shise/gaiyo/soshiki/denwa.html

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2013年12月 7日 (土)

特定秘密保護法で、反日勢力がこだわった部分 (2013年12月7日)

特定秘密保護法を、マスコミは「特定」を取って「秘密保護法」と略している。反対デモのプラカードも、ほとんど「秘密保護法反対」であった。

よくマスコミ自体がやる頭文字だけとる略称、例えば「特秘保護法」「特秘法」ではいけないのか。略称といっても、その意味をとらなければ、不正確なものになる。紙面上の文字数をかせぐには「特秘法」のほうがいいと思う。

それはそれとして、この法律で、反日勢力がこだわった部分があった。
別表にある四種類の特定秘密にもこだわっていた。「…その他」に何でも含まれるのではないか、というものであった。弁護士資格をもつ福島瑞穂までこだわっていたが、立法のプロセスには素人のようである。

特定秘密の内容に目が行きがちだが、民主党や社民党がもうひとつこだわったのは第五章の「適性評価」の条項であった。
この部分は修正が加えられず、原案のまま通った。

本文はカッコ書きが多いので、少し書き方を変えてみた。

▼▼▼▼▼

第五章 適性評価

第十二条 行政機関の長は、政令で定めるところにより、次に掲げる者について、その者が特定秘密の取扱いの業務を行った場合にこれを漏らすおそれがないことについての評価(以下「適性評価」という。)を実施するものとする。

 一~三 (略)

2 適性評価は、適性評価の対象となる者(以下「評価対象者」という。)について、次に掲げる事項についての調査を行い、その結果に基づき実施するものとする。

 一 特定有害活動及びテロリズムとの関係に関する事項(評価対象者の家族及び同居人の氏名、生年月日、国籍及び住所を含む。)

特定有害活動=

公になっていない情報のうちその漏えいが我が国の安全保障に支障を与えるおそれがあるものを取得するための活動、核兵器、軍用の化学製剤若しくは細菌製剤若しくはこれらの散布のための装置若しくはこれらを運搬することができるロケット若しくは無人航空機又はこれらの開発、製造、使用若しくは貯蔵のために用いられるおそれが特に大きいと認められる物を輸出し、又は輸入するための活動その他の活動であって、外国の利益を図る目的で行われ、かつ、我が国及び国民の安全を著しく害し、又は害するおそれのあるものをいう。別表第三号において同じ。

テロリズム=

政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう。同表第四号において同じ。

評価対象者の家族=

配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。以下この号において同じ。)、父母、子及び兄弟姉妹並びにこれらの者以外の配偶者の父母及び子をいう。以下この号において同じ。

同居人(家族を除く。)

の氏名、生年月日、国籍(過去に有していた国籍を含む。)及び住所を含む。

 二 犯罪及び懲戒の経歴に関する事項

 三 情報の取扱いに係る非違の経歴に関する事項

 四 薬物の濫用及び影響に関する事項

 五 精神疾患に関する事項

 六 飲酒についての節度に関する事項

 七 信用状態その他の経済的な状況に関する事項

3 適性評価は、あらかじめ、政令で定めるところにより、次に掲げる事項を評価対象者に対し告知した上で、その同意を得て実施するものとする。

 一~三(略)

▲▲▲▲▲

適性評価の実施は、特定秘密に、すでにかかわった者、今後もかかわりつづける者、新たにかかわりをもつことになる者、に対し、一定の信用を確保し、秘密漏洩を防ごうという趣旨であると解される。
この意味では、適性検査の適性と同じ意味だ。

特定秘密を扱う人間の適性を知るには、どうしたらよいかということだ。普通の仕事を選ぶなら、単純な適性検査で済むかもしれないが、国家機密などの特定秘密を扱う業務の場合は、そういうわけにはいかない。

適性評価をおこなう場合には、まず前提として、その人物に対して調査をしなければならない、と定めたのが、上の第2項だ。まさに適性検査だ。

前科があるかないか、薬物中毒やアルコール依存症ではないかどうかは当然だが、それより前の第一号にあるのが、スパイやテロに関する事項だ。
この法律の趣旨からして当然なのだが、特定秘密にアクセスしてもらっては困るのは、前科ものやアル中より、スパイやテロリストであるということだ。

ふつうの人間は国家機密にアクセスしようなどとは企てない。企てるのは、国家を転覆させようともくろむ者たちである。
適性評価を受けた者やその配偶者や両親に近づき、これを唆(そそのか)して、秘密を漏洩させようとする者がいるだろうことを前提に、厳しいチェックが入るというだけのことだ。

特定秘密にかかわる公務員をはじめ、その特定秘密をもつ官庁との取引業者である民間企業やその人間に、この程度の調査があっても問題ないだろう。
職務質問されて、何にも疾しいことがなければ、免許証を見せたところで何も問題ない。

こういう問題に神経質になるのは、自分たちが何がしかの「自由」を奪われることになると予想するからであろう。

皆さんの関心事は、日教組・過激派・死刑存続

ココログのアクセス解析を見てみました。

平成25年12月7日(土)午後7時50分現在、数字は以前との比較です。

『日教組への道順』<2012年12月22日 (土)>
http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-137c.html
4396→5230→6228→7560ツイート

『社民の議席増とひめゆりの塔事件』<2012年12月31日 (月)>
http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-fd1f.html
4162→4277→4294→4335ツイート

『活動家養成段階に入った過激派』<2013年1月6日 (日)>
http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-cdf9.html
5512→6459→7524→8922ツイート

『国旗国歌法改正案としての提案』<2013年2月16日 (土)>
http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-b3c3.html
3786→4567→5454→6378ツイート

『迷える子羊を、保守愛国に振り向かそう』<2013年5月1日 (水)>
http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-b3e6.html
2304→2707→2717→2731ツイート

『死刑制度は存続させるべし』<2013年3月1日 (金)>
http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-33fa.html
は、1634→2959ツイート

これらは、昨年12月の衆院選自民圧勝を受けて、参院選もこの調子でいってほしいと、mixi日記からココログに書き起こしたものです。これらを含めて、ココログからさらに、フェイスブックにも転載しています。

これらがどの程度役に立ったかはわかりませんが、あのころ愛国者や保守層の人々が、みな、同じようなことをして、保守政権再生への努力を惜しまなかったはずです。

たった一人でも、こうしたブログで、目を覚ましてくれる人物や賛同者が出てくれれば、ありがたいことです。
特に、若い人、学校で偏向教育を受けた人、などに読んでもらいたいと思っています。

ツイッターなどを見ると、愛国中学生や高校生の嘆きを見ることがあります。
地方の一部中学や高校では、相変わらず反日的な授業が存在し、まだまだ日教組なども健在の県が多いようです。これはしかし、東京都でも同じです。

そういう教育を受け成人した方々や、政治に無関心であった人たちのなかには、あるきっかけで政治に関心をもち、あるいは、保守愛国の道の意義に気付いた人もいます。

多くの保守系ブログと同様、私のブログも、そうしたきっかけになっているとしたら、とてもうれしく思います。

ツイート回数を見ると、相変わらず、過激派や日教組、国旗国歌法に関するブログのツイートが伸びています。
これは、参院選の結果や、終戦の日をはさみ、そうしたことへの関心が高いという証拠なのでしょう。その後もツイートが伸びつづけているのは、保守政権が誕生したからといって、やはり、これらの問題が未解決のままになっているということを意味しているのでしょう。

社民関連のブログは複数あるのですが、どれももうお役目終了といったところでしょうか。他のものも伸びていません。ただ、ひめゆりの塔事、三菱重工ビル爆破事件などは知っているに越したことないので、ツイートは続けていきます。

ブログの言論は、筆者から独立して宙を舞い、見知らぬ人を結ぶ糸となります。
偏向教育を受けた人々の嘆きに、ひとつでも答えられ、遅ればせながらでも政治に目覚めた人々の判断の手助けに、ひとつでも役に立つことがあれば、そして、これらの思考が将来を担う愛国高校生・中学生の道しるべとなれば、素直にうれしく思うし、書いた甲斐もあったというものです。

特定秘密保護法、成立 (2013年12月7日)

特定秘密保護法が、修正案をほとんどそのまま取り入れて、参院本会議でも可決し成立した。
いろいろと批判はあるなかで、日本国が、防衛、外交、スパイ防止、テロ防止に関し、法整備という点で、ようやく一人前の国家としての面目が成り立った。

特定秘密保護法案についての審議のもようを、いくつか動画サイトで見た。
なかでも、社民党・福島瑞穂副党首の半狂乱ぶりは、失礼ながら見ものであった。
くだらん番組を見るより滑稽であった。

官房長官に質問通告をしておきながら、長官が列席していないということがあったが、もし本当にそうなら、それ自体問題ではある。なぜそういうことになったかは、理事会で説明をしなければならないだろう。
だとしても、すでに、その申し開きを聞くどころではないはずだ。

森まさ子大臣とのやりとりを見ていても、質疑というより、気が急いてしまって、冷静に応答する森大臣のほうが好印象であった。
そして実際に、教唆などに関する議論も、森氏の言うことのほうが筋が通っている。二人とも法学部を出て司法試験に受かり弁護士資格をもつが、参院選時には福島はツイッターでミスを犯しており、法曹である自覚は消え、ただひたすら過激派扇動政治家に成り下がってしまった。

あれほどまでに福島みずほが興奮していたのは、なぜか。
厚いファイルを机にバンと落としたり、いつになく乱暴な言葉遣いになったのは、なぜか。

福島の心配するところは、烏号の衆と化した無知な「市民」が、何でもかんでも「秘密」を漏らしたら捕まると恐れおののき、しかしその実、そんなに真剣に反対するほどでもなく、一生懸命に工作物まで作り拡声器を用意し、反原発の動きと同様、お祭り騒ぎをしたりしてストレス解消しているのとは、全くワケが違うだろうと推察する。

彼女なりの懸念の根底にあるのは、いままであまりにも当然のようにおこなうことができた政治活動に、足枷が嵌められ、過激派扇動政治家としての自由が奪われることであろう。

社民党には国境や国家という概念がないから、条文中の防衛や外交に注目をしているとは思えない。彼らの懸念するのは、特定有害活動とテロリズムであろう。
そして、その諜報活動やテロ実行に向けての準備が、この法律の援用によって阻まれるのではないかと懸念しているのである。

その諜報活動やテロ実行準備が、もし反日・売国の表現行動であるなら、そんなものを取り締まり、未然に防ごうとするのは当然である。

国益という観点と、諸外国との法体系バランスという観点からするかぎりにおいて日本国民にかかわりをもつが、本来この法律は、わたしたちの日々の日常生活には、ほとんど直結しない。

国益を考えるという点で賛否両論があるのはいたしかたないにしても、マスコミが煽った「秘密」という言葉だけが独り歩きして、それを無節操に信用し、ほとんど法律の中身も知らないまま参集し、バイト代を得てシュプレヒコールを上げている。

特定秘密に対し、アレルギーをもち、ヒステリー現象を起こすのは、痛いところを突かれているからだ。
そんな不埒な烏合の衆に左右されていてはいけない。そういう戒めをもって、野党の足並みの乱れもあり、ありうべき法律が出来上がった。

できれば、スパイ防止法として、頑強な法律を作ってほしかったが、これはその第一歩になってほしいものだ。

マスコミは、秘密保護法と略して報道してきたが、この法律名はむやみに省略するべきではない。
あくまでも「特定秘密」が対象であり、これは日本の安全保障に関する情報のうち「特に秘匿することが必要であるもの」である。

特定秘密となりうる情報は、大きく四分類されている。
法案からピックアップしてみる。

▼▼▼▼▼

別表(第三条、第五条-第九条関係)

一 防衛に関する事項

イ 自衛隊の運用又はこれに関する見積り若しくは計画若しくは研究

ロ 防衛に関し収集した電波情報、画像情報その他の重要な情報

ハ ロに掲げる情報の収集整理又はその能力

ニ 防衛力の整備に関する見積り若しくは計画又は研究

ホ 武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物(船舶を含む。チ及び
リにおいて同じ。)の種類又は数量

ヘ 防衛の用に供する通信網の構成又は通信の方法

ト 防衛の用に供する暗号

チ 武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物又はこれらの物の研究開発段階のものの仕様、性能又は使用方法

リ 武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物又はこれらの物の研究
開発段階のものの製作、検査、修理又は試験の方法

ヌ 防衛の用に供する施設の設計、性能又は内部の用途(ヘに掲げるものを除く。)

二 外交に関する事項

イ 外国の政府又は国際機関との交渉又は協力の方針又は内容のうち、国民の生命及び身体の保護、領域の保全その他の安全保障に関する重要なもの

ロ 安全保障のために我が国が実施する貨物の輸出若しくは輸入の禁止その他の措置又はその方針(第一号イ若しくはニ、第三号イ又は第四号イに掲げるものを除く。)

ハ 安全保障に関し収集した条約その他の国際約束に基づき保護することが必要な情報その他の重要な情報(第一号ロ、第三号ロ又は第四号ロに掲げるものを除く。)

ニ ハに掲げる情報の収集整理又はその能力

ホ 外務省本省と在外公館との間の通信その他の外交の用に供する暗号

三 特定有害活動の防止に関する事項

イ 特定有害活動による被害の発生若しくは拡大の防止(以下この号において「特定有害活動の防止」という。)のための措置又はこれに関する計画若しくは研究

ロ 特定有害活動の防止に関し収集した外国の政府又は国際機関からの情報その他の重要な情報

ハ ロに掲げる情報の収集整理又はその能力

ニ 特定有害活動の防止の用に供する暗号

四 テロリズムの防止に関する事項

イ テロリズムによる被害の発生若しくは拡大の防止(以下この号において「テロリズムの防止」という。)のための措置又はこれに関する計画若しくは研究

ロ テロリズムの防止に関し収集した外国の政府又は国際機関からの情報その他の重要な情報

ハ ロに掲げる情報の収集整理又はその能力

ニ テロリズムの防止の用に供する暗号

▲▲▲▲▲

大変すっきりとした、わかりやすい法律であると思う。

特定有害活動とは、簡単に言えばスパイ活動であり、スパイを排除するという趣旨をもつ。れっきとした「スパイ防止法」を成立させるための一歩であると解したい。

それにしても、国家機密を故意に漏洩して、最高十年以下の懲役とは軽いものだ。無期懲役が用意されておいてもよいところだ。今後改正のチャンスもあるだろう。

この法律の特徴的なところは、過失によって特定秘密を漏洩した場合も、二年以下の禁固刑になるとしたところだ。過失だからと赦されるわけではなく、故意であるのに過失だと言い逃れして、過失としか証明できない場合も想定している。

暴行・脅迫・詐欺的行為・不正アクセス行為によって特定秘密を得た場合も、最高十年以下の懲役となっているが、こちらは死刑を用意しておいてもよいだろう。

いかなる主義主張や思想変革も、最終的には、法律の成立(改正を含む)・施行というところまでいって実現される。

この法律は、公布の日から一年以内に施行することになっているが、すみやかに施行されることを望む。来年4月1日施行くらいでいいのではないか。

つづいて、国旗国歌法の改正について検討を始めていただきたい。

2013年12月 2日 (月)

霞食う獏

久しぶりに湧いたのでひと言(^^)
左翼思考のいい例なので、取り急ぎ書いておきます。

私のツイートに対して、返してきました。

国旗国歌法改正案としての提案 http://futa-forever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-b3c3.html … …
自民党HPと首相官邸HPご意見募集コーナーに送付してあります。サヨク教師と日教組を粉砕するには、残念ながら、もうこうした立法しかありません。

 ↓

taka0511ilikesp ‏@taka0511ilikesp@syuya_yui天皇の地位が国民の総意によるなら、天皇が必要か否かと言う事と、もし必要な場合は天皇にするヤツを誰にするかを国民投票で決めなければ嘘になりますね。【国民の総意】イコール【国民投票の結果】です。

taka0511ilikespのトップより。
@taka0511ilikesp
【天皇を敬愛する君へ】天皇は君の身近にいる家族や親友、恩人よりも大切な存在なのか?もし君が天皇や皇族と何の人間関係も築いて無いのなら、天皇は君にとって赤の他人である。君と人間関係がある分けでも無く、何か特別な偉業を成し遂げた分けでも無い人物を敬愛するのは非常に不自然な事である。

************************************************

国旗国歌法改正案は、自民党による日本国憲法改正案を前提に書いています。
天皇の地位が、国民の総意に基く、とは、自民党の憲法改正案の対象である現憲法にも、既に規定されています。

「第一条  天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」

憲法の成立過程そのものに問題があるにしても、さしあたりその下に、国民は生きてきたのです。
それを真っ向から否定するのは、虚無的過激主義か、ただの注目されたいかまってチャン、でしょう。

要するにこの人は、天皇も嫌い、日本も嫌い、という典型的反日売国奴です。この手の人物には、その紹介文によく、地球最後の人間、我こそ救世主、住居は宇宙、宇宙から下り立った、などという軽薄な文言が並んでいます。友達もいないのでしょう。

子供なら、そのツイート内容からしてかまいませんが、ツイートではムキになって反日を謳い、政権を非難しながら、自己紹介文にこれでは、まともな人間は相手にしないでしょう。
そしてこれは、典型的左翼脳です。ツイートを見てもわかります。

かつて、ある研究会で、人口の話になったとき、世帯の人数を数えて合計しても、正確な人口統計にはならない、という人がいました。

例えば、千葉県の人口は現在約620万人です。
その人は、これを、正確な統計でない、と言います。誤差などのことではありません。
そこにいる人に対し、ひとりひとりの意志を確認して、いま・そこ、に住みたくて住んでいるのかを問うて、本当に住みたくてそこに住んでいる人の合計こそが、各人の意思に基づいた正式な千葉県の人口だと言うのです。

A高校に進んだ者の合計、B鉄道の利用者、Cスーパーの顧客、…これも、ひとつひとつ意志を確認しなければなりません。
そうなると、どこまでも際限がなく辿っていかねばならず、キリがありません。

これが左翼の発想です。
上のツイートの人物と、発想が同じです。

まず、いったい何人住んでいるのかわからない千葉県に立ち入り、ひとりひとりの意志を確認することはほとんど不可能です。国勢調査などの人口統計でさえ、正式データが出るまでに半年から一年はかかります。

仮に意志を確認するといっても、口頭でやるのか書式でやるのか、書式として、あとで取りに行くのか郵送なのか、方法も定まっていません。
ましてや、左翼脳が意志確認側では心配です。

彼らは、そんなことが現実的にできないことを知っています。ただ、彼らなりの「正論」を吐いておきたいのです。いつものように、方法論・代替案はありません。
言っておきたいし、主張しておきたいだけなのです。

誰も相手にしなければいいのですが、悲しいかな、相手になる人間は常に現われます。その研究会のときもそうでした。
お説ごもっともと、たいへん理想的で高邁な話に聞こえるのです。

すべてにおいて、各人の意志を尊重する、これが民主主義の原点だ、…と言われると、たしかにそうなのです。
しかし、現実社会・国際社会は、大学の建物での研究会ではありません。日々生きており、自分中心に、自分の頭のなかだけで、動いているのではないのです。

理想と現実、とは、古くて新しいテーマですが、本来の理想なるものは、歴史の帰結としてある「いま・ここ」という現実に根ざしており、そこから始めるものなのです。

まあ、上のような人物は、こんなところまで、およそ考えていないのでしょうけどね・・・。
それならそれで、天皇とか皇族とか、軽々しく言ってんじゃねえ!

2013年12月 1日 (日)

映画 『ロミオとジュリエット』

監督:フランコ・ゼフィレッリ、原作:ウィリアム・シェイクスピア、脚本:フランコ・ゼフィレッリ 、フランコ・ブルサーティ、撮影:パスクァリーノ・デ・サンティス、音楽 ニーノ・ロータ、主演:オリヴィア・ハッセー、レナード・ホワイティング、1968年、138分、カラー、米・伊合作、原題:Romeo and Juliet

職場でこの映画の話が出たので、久しぶりに観た。40年ぶりくらいだと思う。
ストーリーさえ忘れているなあ。

7回の映画化のうち、最も有名な作品となっている。
ジュリエット役オリヴィア・ハッセー、ロミオ役レナード・ホワイティングは、撮影当時それぞれ、16歳と17歳であった。より原作に近い年齢という。レナード・ホワイティングはロンドン出身、オリヴィア・ハッセーはブエノスアイレス出身である。

監督のゼフィレッリはフィレンツェ生まれ。師事したルキノ・ヴィスコンティ同様同性愛者であり、制作のため、素人の美少年を数か月探し求めたという点で、『ベニスに死す』(1971年)と共通している。
結果として、目元の麗しいレナード・ホワイティングが選ばれたが、アルゼンチン生まれのオリヴィア・ハッセーの容姿が内容に合うかどうか疑問だ。確かに、かわいくて目も大きく柔らかい印象なのだが、西欧圏の顔でないのは確かだ。

ニーノ・ロータはフェリーニ映画の音楽で有名だが、本作以外に『戦争と平和』『太陽がいっぱい』『ゴッドファーザー』でも知られる。

出番は少ないが、ロミオの従える少年バルタザールは、どこかで見たと思ったら、『マドモアゼル』の準主役で、ジャンヌ・モローに盾突くブルーノ少年(キース・スキナー)であった。
『評決』で判事役のミロ・オーシャが、二人の仲をとりもつ神父役で出ていたのを初めて知った。今年4月に亡くなっている。

中世のイタリア・ベロナは、強大な権力のもつ領主の下に、キャプレット家とモンタギュー家の対立が続いていた。
モンタギュー家に属するロミオは、キャプレット家主催のパーティで、ジュリエットと会い、一目惚れする。それはジュリエットも同じであり、翌日、神父の下で、結婚の儀式を終える。神父は、二人の気持ちを尊重すると同時に、二人の婚姻によって、両家の争いに終止符が打たれることを期待したのだった。

翌日、広場で、両家の若い家来たちが喧嘩沙汰を起こし、ロミオの親友マキューシオが、ジュリエットの従兄ティボルトに、殺されてしまう。そこに居合わせたロミオは興奮し、ティボルトを追いかけていき、殺す。
領主は、両家の面々と民衆の前で、ロミオをこの町から追放すると宣告する。

ジュリエットは、両親から、遠くに行かされた仇敵の一味であるロミオのことは忘れ、別の男性との結婚を迫られたので、神父に相談しに行くと、これを飲めば、42時間は死んだように眠るだろうと、小さな薬瓶を渡す。

神父は二人のことを思い、周囲の目を欺くため、仮死状態になったジュリエットの葬儀を出させた後、こっそり自らキャプレット家の霊安所に迎えに行き、ジュリエットをロミオのいるところへ送り出すつもりだった。神父は、その旨をしたためた手紙をロミオに渡すべく、使者に託した。

ところが、ジュリエットの葬儀を見て、本当にジュリエットのが死亡したと思ったバルタザールは、急ぎロミオにそれを伝えた。
絶望したロミオは、馬を駆り、ジュリエットの眠る霊安室に向かう。その途中で、実は、神父に手紙を託された使者の馬とすれ違っていた。

ジュリエットの下に着いたロミオは、絶望し悲嘆に暮れて、毒薬を飲んで死んでしまう。神父がジュリエットを起こしに来たとき、すでに床にはロミオの亡き骸が横たわっていた。追っ手の来る音がしたので、神父は早く逃げようとジュリエットを連れ出そうとするが、ジュリエットはそこに残り、ロミオの持っていた短刀で胸を刺し自害する。
二人の葬儀は盛大に営まれ、両家の人々が和解した光景でラストとなる。

ストーリーとしてはこのとおりだが、今観ると、懐かしいと同時に、申し訳ないが、カネはかかっているものの映画としてそれほどのものかと思ってしまう。日本ではキネマ旬報洋画第2位であった。
若く美しい男女が主役の恋愛悲劇であり、アメリカだけで日本円にして144億円の興業収入を上げている。主役も監督も、この一作品だけで一生が送れる収入を得た。

四大悲劇を書いたシェイクスピアにしては、テーマとして深淵な内容ではないが、二人のキャラクターより、出会いを含め、小さな運命のいたずらが、悲劇を招いていくようすを創作している。

英語を聞いていてわかるが、多少中世らしい表現を使っているので、日本でいえば時代劇のようなものだろう。
動かないで、を、D'ont move ! でなく、Move not ! などと言っているが、これはこれで、どこか品を感じる。

もともと戯曲なので、いかにもシャイクスピアらしい長いセリフが多い。比喩や言葉遣いも、悪くいえば、鼻をつくような形容やセリフも長いのには多少辟易する。

しかし、中世らしい衣装、建物内部、装飾品などのほか、瓶や剣にいたるまで、目を楽しませてくれる。埃っぽい屋外のシーンも多く、中世イタリアの雰囲気は充分に味わえる。

若い二人の俳優は、とてもきれいに撮られており、出会ったばかりの日の夜の有名なバルコニー(正確には、建物の外廊下)のシーン、初めて床を共にした翌朝のシーン、ジュリエットが自害してロミオの胸に顔を横たえるシーン、など、穢れを知らない10代の純潔な心を、そのまま映像に落とし込むことに成功していると言えるだろう。

特に、バルコニーのシーンは、意外に長い。ときめく二人の気持ちを表さんがために、ここにも、これでもかという文語表現・比喩表現が、二人のやりとりに盛り込まれている。
中には、今日の出会いはまだ蕾だ、次に会うときには花になるだろう、と思わせぶりなセリフもある。

やや長めの作品でもあり、長く演劇的なセリフに付き合わされるが、歴史に残る作品として、観ておく価値はあるだろう。

ちなみに、私は、恋愛ものは悲劇であっても、あまり好きではないのだ。
なぜかって? スクリーンのなかであっても、他人の恋愛模様など、退屈至極なのだ。

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